どうすればよかったか?

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どうすればよかったか?

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  • サイズ 46判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163920641
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

医学部に通うほど優秀だったが、統合失調症の症状が現れて突然叫びだした姉。姉を「問題ない」と医療から遠ざけ南京錠をかけて家に閉じ込めた、医師で研究者の両親。そして変わってしまった姉を心配し、両親の対応に疑問を感じながらもどうすることもできずにいた弟。
20年にわたって自身の家族にカメラを向け続けた弟・藤野知明監督による映画『どうすればよかったか?』は、2024年12月に公開されるとすぐに口コミで大きな話題を呼び、全国の映画館で満席や立ち見が続出。動員数は16万人を突破(2025年12月18日時点)し、ドキュメンタリー映画としては異例の大ヒットを記録しています。
書籍版となる本書では、映画に入れるのを断念したショッキングな家族の事実や、姉や両親と過ごした時間の中で味わった悲しみ、怒り、混乱、葛藤、喜び、希望など、映像では伝えきれなかった様々な思いを監督自身の率直な言葉で明かしています。
ひとつの家族の歴史を追体験するうち息を呑むような衝撃に心を撃ち抜かれ、「家族とは?」「人生とは?」、そして「どうすればよかったか?」と問わずにはいられなくなるーーままならない思いを抱えながら、それでも誰かと生きようとするすべての人に届けたい一冊です。



【目次】

はじめに
第一章 子供時代の思い出(1966~1982)
第二章 混乱の日々(1983~1992)
第三章 家族と離れて(1993~2000)
第四章 家族との対話(2001~2008)
第五章 時間を取り戻す(2009~2021)
第六章 姉のいない時間を生きる(2022~2025)
おわりに

内容説明

統合失調症の症状が現れた姉を、両親は医療から遠ざけ、南京錠をかけて家に閉じ込めた。「お姉ちゃん、最近どうしてた?」優しかった姉の返事を、私はカメラを回しながら待ち続けた。家族のあり方を問い、人生のままならなさを突き付ける衝撃の実話。

目次

第一章 子供時代の思い出(一九六六~一九八二)
第二章 混乱の日々(一九八三~一九九二)
第三章 家族と離れて(一九九三~二〇〇〇)
第四章 家族との対話(二〇〇一~二〇〇八)
第五章 時間を取り戻す(二〇〇九~二〇二一)
第六章 姉のいない時間を生きる(二〇二二~二〇二五)

著者等紹介

藤野知明[フジノトモアキ]
1966年、北海道札幌市生まれ。北海道大学農学部林産学科を7年かけて卒業。横浜で住宅メーカーに営業として2年勤務したのち、1995年、日本映画学校映像科録音コースに入学。千葉茂樹監督に出会い、戦後補償を求めるサハリンの先住民ウィルタ、ニブフに関する短編ドキュメンタリー『サハリンからの声』の制作に参加。卒業後は、近代映画協会でTV番組やPVのアシスタントディレクターとして勤務したのち、CGやTVアニメの制作会社、PS2用ソフトの開発会社に勤務しながら、映像制作を続ける。2012年、家族の介護のため札幌に戻り、13年に淺野由美子と「動画工房ぞうしま」を設立。主にマイノリティに対する人権侵害をテーマとして映像制作を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ちーちゃん

37
直接的に親子どちらかが強制的に命を奪う、ということに発展しなかったってことだけが救いか。2026/02/08

suntalk

17
著者初読み。嫁さんの要望で図書館にリクエストした本。著者が高校生の時に8歳上のお姉さんが統合失調症を発症、医師である両親は姉を専門医に診せることなく25年間家に閉じ込めて生活、その間の著者の葛藤が語られる。2024年にドキュメンタリー映画として話題にもなったらしい。映画上映後に出版社から本を書くことを勧められ、映画では描ききれなかったことも本書では語られている。「なぜ両親は姉を病院に行かせなかったのか、なぜ両親は姉を自宅に閉じ込めたのか、なぜ両親は姉本人の承諾なく向精神薬を与えていたのか」身につまされる。2026/03/15

読書一郎

12
衝撃的な映画「どうすればよかったか?」。藤野監督がご自身の家族を20年以上に渡って撮影したホームムービーです。ご両親はともに医学の研究者。お姉様が統合失調症を患うのですが、病院を受診せず、長い年月をずっと家の中で過ごすことになる。それを記録した作品でした。本書は監督自身の手になる書籍版。映像ではわからない当時の状況が詳しく語られています。映画も本も「どんな人生でも価値がある」というような安直な感想を許さない、鉛のような重さを感じます。人生の別れ道、誰もがよかれと思ってどこかの道を選んでいるはずなのですが。2026/02/05

アメヲトコ

9
2026年1月刊。同名の映画の監督である著者がその背景を綴った一冊です。医学部学生時代に統合失調症を発症した姉と、医学研究者でありながら娘の病気をなかったことにして病院に委ねない両親、それに違和感を感じながら家族を説得できず、せめてもと映像で記録する著者。どうすればよかったか? 「存在しない問題は解決できない」との著者の言葉は重いです。映画も見てみたくなりました。2026/02/10

ミキ

9
2026-19:姉が統合失調症を発症し、両親の意向で医療に繋げられなかった状況を記したドキュメンタリー。非常に興味深かった。医療に繋げるのが最良だというつもりはないが、分岐点が多々あったなぁと思った。どうすべきだったかの答えはまだ無い。2026/02/05

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