出版社内容情報
「生きる」とは、こんなにもやりきれなくて、おかしい――
累計354万部『火花』から10年後に書き上げた、新たなる代表作!
公認会計士として傍目には順調な生活を送っている岡田。
しかし、高校時代の仲間だった横井に500万円を貸したことから、その人生は狂い始める。横井は他の仲間たちからも借金を重ねたあげく、姿をくらましていた。
阪神タイガースのセ・リーグ優勝が決まった夜、岡田は大阪・道頓堀で偶然横井と再会する。
貸した金を取り戻そうとする岡田は、逆にさらなるドツボにはまっていく……
人間の「闇」と、「笑い」を両立させた奇跡的作品!
【目次】
内容説明
公認会計士として傍目には順調な生活を送っている岡田。しかし、高校時代の仲間だった横井に五百万円を貸したことから、その人生は狂い始める。横井は他の仲間たちからも借金を重ねたあげく、姿をくらましていた。阪神タイガースのセ・リーグ優勝が決まった夜、岡田は大阪・道頓堀で偶然横井と再会する。貸した金を取り戻そうとする岡田は、逆にさらなるドツボにはまっていく―
著者等紹介
又吉直樹[マタヨシナオキ]
1980年大阪府寝屋川市生まれ。芸人・作家。2015年に小説デビュー作『火花』で第一五三回芥川賞を受賞。テレビやラジオ出演のほか、YouTubeでの動画配信など多岐にわたって活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
173
又吉 直樹は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 著者6年ぶりの新作長編という事で期待して読みました。 大阪を舞台にした小悪党たちの群像劇、著者版人間失格なのかも知れません。 https://books.bunshun.jp/sp/matayoshinaoki2026/02/09
ゆっき
43
「生きる」ってこういうこと。昭和映画のような人間ドラマでした。まさに表紙のイメージ通り。多くの友人知人から金を借りたまま消えた横井。大金を貸しっぱなしの公認会計士の岡田。阪神優勝の夜に道頓堀で再会。そこから岡田の人生はドツボにはまり奈落の底へ。怒涛の「めっちゃ阿呆やん」には大きく頷くしかない。横井とはどうやっても友達にはなれそうもない。でもイライラするのになぜか笑える。やっぱり又吉直樹さんってすごいです。2026/02/23
けえこ
27
長かったです…。 騙されるとわかってて、なんで横井との関係を断ち切れないんだろ? 岡田にもその他にも疑問しか感じられず。横井は実は人たらしなのか? なんやかや最後まで読んでしまったのは又吉作品だったから。2026/02/28
カリスマ
25
横井にお金を貸し、そこから岡田の人生が狂っていく話。人への誠実さの行き過ぎで違う人に迷惑をかけたり、自分の弱さや情けないところで人に迷惑をかけたり、どうしようもないけど「生きとるわ」を感じた。良い読後感だったが、岡田の人生狂わされすぎてる。岡田が坂を転げ落ちる様子は読みながら底冷えする感じがあったが、その状況でも思わず笑ってしまう又吉さん独特のユーモアや、多くの人が感じているけど些細で削られがちな描写を丁寧に描いている文章に触れて笑ったり唸ったりしているとき、自分は又吉さんの文章が好きなんだなと思う。2026/02/13
たっきー
19
公認会計士の岡田は高校時代の友人・横田に500万円を貸したことで人生が狂う。横田はいろいろな人から借金を重ねていてそれ自体に腹が立つが、岡田にもイライラ。妻が家を購入したいとわかっているのに、判断が甘い場面が多々。岡田の「僕は金だけではなく、時間も心も想い出さえも搾取されている」が辛い。この小説のようにお金を取り戻そうとすることでどんどん状況悪化するのをみていると、お金を貸すというのはあげたつもりで、と言われることにも納得。2026/02/20




