出版社内容情報
愛嬌のかたまりのような江戸のおばあちゃん“おまあ”が解くのは…殺人事件!?
2026年はアガサ・クリスティ没後50年。クリスティが産んだイギリスの田舎町に暮らす老婦人探偵、ミス・マープルを、時代小説家の諸田玲子さんが江戸の浅草に生まれ変わらせました。
丸顔で黒目がちな目、いつもニコニコしてするりと他人の心の奥に入り込むおまあさん。江戸は浅草、浅草寺の西方にある幸龍寺の一角の小家で、庭で野草を育てお茶を皆にふるまう気ままな隠居暮らしをしています。
そんなおまあの家には女たちが集い、様々な悩みや事件が持ち込まれます。
密通を告発する怪文書がそばに置かれた死体(「うごめく怪文」)、茶碗屋で亡くなった後妻の袂に入っていた米粒の理由(「袂に米粒を」)、大昔に当主と妻女が亡くなったという凶宅・榎屋敷の怪事件(「眠れる殺人鬼」)、南町奉行所の同心への殺人予告(「先触れ殺人」)、先代将軍の美貌のお中臈をめぐる謎(「銅鏡はくもって」)、鎌倉の材木商から破格の報酬で頼まれた大山詣りで明らかになった事実(「復讐の咲耶姫」)…と、それぞれの章のタイトルもミス・マープルシリーズからインスパイアされています。
愛らしいおまあですが、実は手裏剣の名手。過去には命を受けて“ある仕事”に携わっていたり、南町奉行の根岸肥前守鎮衛と秘密の関係があるという知られざる一面がありました。
〈鳥舞のおまあ〉と呼ばれていた当時の仲間である、〈夜駆のおりゅう〉〈怒髪の勝次〉たちと協力して謎を解く連携プレーや、合羽長屋の少年・乙吉との交流にも心温まるミステリです。
【目次】
・うごめく怪文
・袂に米粒を
・眠れる殺人鬼
・先触れ殺人
・銅鏡はくもって
・復讐の咲耶姫
内容説明
「袂に米粒を」茶碗屋の主人が胡麻味噌を食べた後に亡くなった。そして首を括った女房の袂には米粒が…。合羽長屋の乙吉に頼まれた人捜しをきっかけに、おまあは顛末を探る。「復讐の咲耶姫」材木商の遺言をきっかけに、大山詣りをする“老士組”たち。宿坊を営む三姉妹の悲しい過去とは。真相を調べるおまあは、南町奉行とのかつてのひそやかな恋に思いをはせる。他、全6篇。
著者等紹介
諸田玲子[モロタレイコ]
1954年生まれ。外資系企業勤務を経て、翻訳・作家活動に入る。2003年『其の一日』で吉川英治文学新人賞、07年『奸婦にあらず』で新田次郎文学賞、12年『四十八人目の忠臣』で歴史時代作家クラブ賞作品賞、18年『今ひとたびの、和泉式部』で親鸞賞を受賞。平安期、戦国、明治、大正、昭和など多岐にわたる時代に題材をとった小説を執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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