出版社内容情報
面白い小説をお探しのあなた、この本はいかがですか?
謎が謎を呼ぶ、7つの怪事件……
ミステリー界のグランドスラム(江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞、このミス1位、週刊文春ミステリー1位)を達成した著者が放つ、驚天動地の短編集!
当代随一のストーリーテラーが贈る、最高のスリルとサスペンス!
驚愕の展開と見事な謎解き、そしてドンデン返し!
ミステリーをベースに、ホラー、サスペンス、SF、ファンタジーなど、エンタテインメント小説のあらゆる要素を盛り込んだ、傑作短編の豪華詰め合わせ!
短編って、こんなに面白いんだ。
【目次】
内容説明
当代随一のストーリーテラーが贈る、最高のスリルとサスペンス!驚愕の展開と見事な謎解き、そしてドンデン返し!ミステリーをベースに、ホラー、サスペンス、SF、ファンタジーなど、エンタテインメント小説のあらゆる要素を盛り込んだ、傑作短編の豪華詰め合わせ!
著者等紹介
高野和明[タカノカズアキ]
1964年生まれ。映画監督・岡本喜八氏に師事し、映画・テレビの撮影スタッフを経て脚本家、小説家に。2001年『13階段』で江戸川乱歩賞を、2011年の『ジェノサイド』で山田風太郎賞と日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
タイ子
93
7作の怪事件。SF、ホラー、サスペンスあり。リストラに遇った男が友人に変な依頼をされる。毎夜、自分の後に足音がするので正体を確かめて欲しいと。「悪事身にとまる」ですね。そうかと思うと、同棲の女性が墓地で殺され刑事と一緒に現場を見に行く男の話。出るんですよ、墓地に女の幽霊が…。怖かったのは山の中の山荘で行方不明者がいる。ある研究のために作られた家はまさしくホラー級。霊も怖いが、欲と憎悪にまみれた人間が一番怖い。ハードボイルドに憧れる少年の話は傾向が違うので一息つける感じ。どれもゾワリと楽しめる。2025/12/12
うっちー
67
短編集のせいか、少し物足りない2025/12/08
オーウェン
59
著書の短編集だが、ホラーや感動話などバラエティに富んでいる7編。 「跫音」や「二つの銃口」のホラー的な味わいや、「三人目の男」の感動的な話。 一番面白かったのが「ハードボイルドな小学生」。 ハードボイルド探偵に憧れる小学生の折原優。 クラスの複数人の机の中に同じ内容の怪文書が入っており、犯人は誰かを推理していく。 まずは各人のアリバイを聞き、ブンヤがいたり、報酬としてコーヒー牛乳だったり、交渉にはタバコ型のチョコだったりと笑える。 推理の真相から友情へと繋げる流れがきれいだ。2025/12/13
ごみごみ
55
初出2002〜2017の7話を収めた短編集。帯に「謎が謎を呼ぶ」とある通り、確かにどれも怪事件!SF、ホラー、ファンタジーとジャンルもいろいろで読み応えがあった。著者の臨場感ある描写で情景が目に浮かぶ。表題作がないのが意外だが、どの話にも『犯人と二人きり』の緊迫した場面があった。超常現象も幽霊も実際に目の当たりにしたら腰を抜かすほど怖いとは思うけど、やはり一番恐ろしいのは人間の悪意。「人の世は、あの世より恐ろしい所」を実感した。著者の長編も読みたい!2025/11/29
nyanco
31
高野さんの新作、SF、ミステリー、ホラーとバラエティに富んだ7作の詰め合わせ。。『ハードボイルドな小学生』、読み始め、ちょっと高野さんっぽくない、と思ったのですが、コレが一番面白かった。小学4年生の主人公がクラスの怪文書の謎を解くお話。「死んでやるよ!」「嘘つけ!本気で死ぬ気なんかないくせに」と、ハードボイルドの会話の後が小学生あるあるになるんですよ。(お楽しみなのでネタバレ禁止で)4年生にしたところも絶妙でラストも良かったです。 最後の「三人目の男」不思議な夢は前世の記憶なのか ラストがとても良かった。2025/12/12




