出版社内容情報
裏切ってでも、書け!
文藝春秋読者賞に輝く圧巻のノンフィクション大作が遂に発売。
巨大メディアを牛耳る「独裁者」に立ち向かった男が、恥辱に満ちた抵抗の半生と、特ダネに情熱を注ぐ反骨記者たちの生き様を描く――
■私はもともとがドブ板を踏んで歩く社会部記者なのである。大仰なメディア論が嫌いだ。というよりも報道者の顔について書くことしかできなかった。(中略)それも新聞人やテレビ、雑誌記者に限らない、肩書はなんでもいい、ネット記者でもフリーでも、とにかく組織や権力のくびきに無縁で、矜持を忘れない記録者の顔を書こうと思ったのだ。
■「最後の独裁者」を自称した人から告げられた言葉がある。
「(キミが)記者会見したら、これは破滅だぞ。破局だな」「読売新聞社と全面戦争になるんだから」。巨人のコーチ人事やワンマン経営をめぐって、読売新聞の渡邉恒雄主筆と対立したときだった。だが、私は記者出身だったために告発せざるを得なかったのだ。
(いずれも「はじめに」より)
【目次】
第一章 抵抗の源流
第二章 墓場に持って行かせるな
第三章 事件記者という生き方
第四章 アンビバレントな人々が照らす闇
第五章 孤独な告発を手繰る
第六章 管理職でも書きたい
第七章 記者魂で球界に乗り込む
第八章 撃ちてし書かん
【目次】
内容説明
裏切ってでも、書け!巨大メディアを牛耳る「独裁者」に立ち向かった男が、恥辱に満ちた抵抗の半生と、特ダネに情熱を注ぐ反骨記者たちの生き様を描く。第85回文藝春秋読者賞受賞。
目次
第一章 抵抗の源流
第二章 墓場に持って行かせるな
第三章 事件記者という生き方
第四章 アンビバレントな人々が照らす闇
第五章 孤独な告発を手繰る
第六章 管理職でも書きたい
第七章 記者魂で球界に乗り込む
第八章 撃ちてし書かん
著者等紹介
清武英利[キヨタケヒデトシ]
1950年宮崎県生まれ。立命館大学卒業後、75年に読売新聞社入社。社会部記者として警視庁、国税庁などを担当。中部本社(現中部支社)社会部長、東京本社編集委員、運動部長を経て、2004年8月より読売巨人軍球団代表兼編成本部長。11年11月、専務取締役球団代表兼GM・編成本部長・オーナー代行を解任され、係争に。現在はノンフィクション作家として活動。著書『しんがり 山一證券 最後の12人』(講談社文庫)で14年度講談社ノンフィクション賞、『石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの』(講談社文庫)で18年度大宅壮一ノンフィクション賞読者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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