フェアリー・テイル〈下〉

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フェアリー・テイル〈下〉

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  • サイズ A5判/ページ数 328p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784163919782
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

 僕はこの旅を続ける、大事な友を救うために。
 二つの月の輝くこの世ならぬ王国へと。
 そしてあなたが最後に目にするのは
 もちろんお待ちかねのハッピーエンドだ。

 長い長い階段を下り、ぼくがたどりついた土地の名はエンピス。罌粟の花が咲き誇り、夜になれば天穹を双子の月がまばゆく照らす。目指すは王都リリマー。その王宮には、時間を逆行させる力のある巨大な日時計があるという。レイダーをそこまで連れてゆき、愛すべき老犬の命を救うのだ――

 だが今や王宮は〈飛翔殺手〉なる者に簒奪され、王族は呪いをかけられて宮殿から追放されていた。ぼくはレイダーのために擁壁を越え、〈夜影兵〉が警護し、北方の巨人が徘徊する王都の迷宮に踏み込んだのだが――

 地上最強のストーリーテラーが、その奇想を奔放に解き放って描き出す異世界、怪人、怪物、そして愛すべき仲間たち! 怪奇と幻想の伝統にリスペクトを捧げ、作家生活五十年を迎えた巨匠が贈る渾身のフェアリー・テイル。

 物語を愛するすべての人に捧げる巨匠の新たなる名作誕生。

内容説明

大事な友を救うため、彼は旅に出る。二つの月の輝くこの世ならぬ王国を往け。物語を愛するすべての人に捧げる巨匠の新たな名作。ぼくがたどりついた土地の名はエンピス。罌粟の花が咲き誇り、夜になれば天穹を双子の月がまばゆく照らす。目指すは王都リリマー。その王宮には、時間を逆行させる力のある巨大な日時計があるという。レイダーをそこまで連れてゆき、愛すべき老犬の命を救うのだ―だが今や王宮は〈飛翔殺手〉なる者に簒奪され、王族は呪いをかけられて宮殿から追放されていた。ぼくはレイダーのために擁壁を越え、〈夜影兵〉が警護し、北方の巨人が徘徊する王都の迷宮に踏み込んだのだが―地上最強のストーリーテラーが、その奇想を奔放に解き放って描き出す異世界、怪人、怪物、そして愛すべき仲間たち!怪奇と幻想の伝統にリスペクトを捧げ、作家生活五十年を迎えた巨匠が贈る渾身のフェアリー・テイル。旅の最後にあなたが目にするのは、もちろんお待ちかねのハッピーエンドだ。

著者等紹介

キング,スティーヴン[キング,スティーヴン] [King,Stephen]
1947年、アメリカ、メイン州生まれ。1974年に『キャリー』で作家デビュー。恐怖小説をアクチュアルな現代小説に再生した「モダン・ホラー」の巨匠。多数の作品が映像化されている

白石朗[シライシロウ]
1959年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぽてち

29
A5判2段組、上下巻合わせて640ページにも及ぶ長大な物語。キングの迸るイメージに読む手を休めることなく読了した。上巻の半分から始まる異世界譚は、過去の小説や映画のイメージ(有名無名を問わず)を取り込み、主人公であるチャーリーがこの世界を理解する一助としていた。同様に読者であるぼくも、それらのイメージを大いに参考にした。安易といえば安易だが、なにせタイトルが『フェアリー・テイル』である。ジャンルを総括してしまっているのだ。ハッピーエンドは予告されていたけれど、ぼくにとっては若干の痛みを伴うものだと感じた。2025/05/05

ぐうぐう

24
キングは自身のイマジネーションが読者を魅了することの手柄を、独り占めしようとはしていない。冒頭、本書がハワード、バローズ、そしてラヴクラフトの三人に捧げられていることからもわかるように、キングは先人たる偉大な作家達の作品を礎として、本書の異世界であるエンピスを構築している。それでいて、その方法論がキングの戯れに終わるのではなく、執筆時にコロナ禍真っ只中であった現実世界において、いかなる物語が必要であるかという切実な願いを形にした、祈りから生まれた結晶のような作品として本作を書き上げている。(つづく)2025/05/16

もち

11
「だからぼくの前にひざまずいて、運命を受け入れるがいい」◆蠢く都、彷徨う骸。目的を達したチャーリーは、敵の手に落ちてしまう。32名による死のトーナメント。逆転の契機は、不思議な縁と、あの日刻まれた約束。死と共に、始まったゼンマイの先――■潜入、決闘、脱獄、大叛乱、決着。上巻の内容が思い出せないほどの超展開で、遥か彼方に飛ばされる。だが確かに、序盤での現実から地続きの物語だ。この世のおとぎ話、あちらのおとぎ話、まだ見ぬおとぎ話。全て混じり合い、世界の膜を貫いて、目の前に現れる。それがこの本だ。2025/05/01

そら

5
あ〜 読み終わってしまった。 チャーリー同様、エンピスの冒険に夢中になり、別れは寂しかった。本当にキングの作品は面白い! 次回は、あのホリーの話らしい。今から楽しみです。2025/05/09

西村章

3
上巻を読み始めたのが5月1日なのできっかり20日かかった。齢七十半ばでこれだけ豊穣な物語世界を描いてしまうキング御大のものすごい幻視力に終始圧倒されっぱなしで、とにかく読み終えるのが惜しくなる、本当にスバラシイ作品でした。この作品、定価の高さ(上下巻計9350円也)でも話題ですが、二十日で読了したので一日あたりに換算すると467.5円。ついでに重量を量ってみたところ、二冊で825g。1133円/100gなので、ちょっとした和牛よりは安いですかね。2025/05/21

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