タクトは踊る―風雲児・小澤征爾の生涯

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タクトは踊る―風雲児・小澤征爾の生涯

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  • サイズ 46判/ページ数 480p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163919485
  • NDC分類 762.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

“世界のマエストロ“の訃報から一年。
長年取材し続けてきた著者が満を持して放つ本格評伝。

『N響事件』憧れのNHK交響楽団と何があったのか
『二つの恋』ピアニスト、モデルとの恋
『日本フィルの分裂』如何にして新日本フィル創立へ向かったのか
『ボストン交響楽団音楽監督』30年の長期政権
『サイトウ・キネン・オーケストラ』新たなライフワーク
『ウィーン歌劇場音楽監督』クラシック界最高のポストの一つに就任


<目次>
プロローグ
第1章 スクーターと貨物船で●北京の四合院/引き揚げ/贅沢と貧困/成城学園中学校へetc
第2章 N響事件●五ヶ月間の滞日中に/初レコード録音/N響のこと、よろしく頼みますetc
第3章 二つの恋●指揮者を指揮する男/恩師斎藤秀雄を排除してetc
第4章 日本フィル分裂事件●日本フィル首席指揮者/小澤体制での解雇etc
第5章 新日本フィルとボストン響●新日本フィルハーモニー交響楽団結成/嬉遊曲、鳴りやまずetc
第6章 サイトウ・キネン・フェスティバル●俺に反対できるのはあんたぐらいetc
第7章 世界の頂点へ●予想外の記者会見/屈指の歌劇場制覇/旅を住処とするetc
第8章 初心に戻る●降板/発病/二〇一〇年 復帰会見/七分間の本番etc
年表

内容説明

“世界のオザワ”は何と闘ってきたのか。ダメでもともと。失敗を失敗としない。恐るべき胆力が彼にはあった。長年にわたる丹念な取材によって不世出のマエストロの実像に迫る。本格評伝。

目次

第1章 スクーターと貨物船で
第2章 N響事件
第3章 二つの恋
第4章 日本フィル分裂事件
第5章 新日本フィルとボストン響
第6章 サイトウ・キネン・フェスティバル
第7章 世界の頂点へ
第8章 初心に戻る

著者等紹介

中丸美繪[ナカマルヨシエ]
斎藤秀雄没後50年の2024年、『斎藤秀雄 レジェンドになった教育家―音楽のなかに言葉が聞こえる』(決定版)を刊行。原本となった『嬉遊曲、鳴りやまず―斎藤秀雄の生涯』(1996年刊行)で日本エッセイスト・クラブ賞、ミュージック・ペンクラブ賞。2009年『オーケストラ、それは我なり―朝比奈隆 四つの試練』で織田作之助賞大賞。慶應義塾大学卒業。日本航空勤務を経て東宝演劇部戯曲研究科9期(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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trazom

102
斎藤秀雄先生/朝比奈隆先生/井口基成先生と、中丸さんの作品は戦後の音楽界の表も裏も描きだして、とても興味深い。本書からは小澤先生の人間的な魅力や政治的な強かさが伝わってくる。江戸英雄/水野成夫/田中路子/ウィルフォード/ホーレンダー各氏との人脈を巧みに利用して頂点に昇る生涯である。でも、定番であるN響事件、日本フィル分裂などのスキャンダルの話は、もういい気がする。もっと小澤先生の「音楽」にスポットライトを当ててほしかった。「なんで全部振るのだろう」と見える先生の指揮の秘密が私には分からない。教えてほしい。2025/05/08

breguet4194q

94
小澤征爾の生涯を辿る一冊です。よく知られているメインの活躍ぶりは当然掲載されてますが、裏事情まで豊富に綴られています。よくここまで調べて書き上げたなと感心します。生涯をテーマとする評伝の宿命ですが、終わりに近づけば必ず死が訪れることになる。それが本当に辛い。改めて、日本は偉大な音楽家を失ったと思いました。2025/04/05

都人

5
50年を超えるクラッシック音楽のファンだが、氏の生演奏は聴いたことがない。海外の活動が多くて国内の演奏会が少なかったことも理由になる。この本で長年の疑問だった「なぜイタリアオペラを振らないのか」という疑問も解けた。タクトは振らないのに、「タクトは踊る」というタイトル。2025/05/08

ハル

4
去年逝去した指揮者小澤征爾氏の評伝。クラシック音楽に詳しくない人でも小澤氏の名前は知っているだろう。日本人として初めて西洋クラシック音楽の頂点ウイーン国立歌劇場の音楽監督になった人。著者中丸美繪氏は長年の丹念な取材を元に彼の実像を見せてくれた。恩師斉藤秀雄と出会った青年時代、ブザンソン指揮者コンクールでの優勝、世界的指揮者カラヤンやバーンスタインとの交流。その後の活躍、挫折、奮闘、、、音楽を通して垣間見る彼の人間的魅力、強烈なエネルギーは強い感動を与えてくれた。2025/03/09

Ezo Takachin

3
小澤征爾氏の音楽人生が今まだあまり語られていなかった面からも語られており、すべてが完璧な人物でなかったのだと感じた。NHKとのトラブルはなるほどなと感じる部分も多々あった。 ただ、小澤征爾の人懐こさによって人が集まり音楽が出来上がっていたのも事実。食道がんを患ってからは腰痛の悪化もあり、大変苦労され、完全燃焼とはいかなかったと思われえるところもあるがすごい人だった。一度は生で聴いておきたかったものです。2025/05/20

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