あの世でも仲良う暮らそうや―104歳になる父がくれた人生のヒント

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あの世でも仲良う暮らそうや―104歳になる父がくれた人生のヒント

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  • サイズ 46判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163919140
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C0095

出版社内容情報

お父さんの言葉から生きることを学ぶ。死んでゆくことを学ぶ。何よりも大きな愛を学ぶ。お二人は、今も一緒に生きている。――大竹しのぶ(俳優)

認知症の母をお世話した父は、愛に溢れた“ええ男”だった!

日本中に感動を巻き起こしたドキュメンタリー映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』の監督が紡ぐ、笑いと涙に満ちた家族の物語。同郷・広島の104歳、石井哲代さんとの同級生対談も収録!

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認知症になった母と、母を献身的に介護する高齢の父の暮らしをカメラに収め、異例のヒットを記録したドキュメンタリー映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』。そして母・文子さんとのお別れを描いた続編『ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~』の公開から2年半。今年の11月に104歳になる父・良則さんは、広島・呉でひとり暮らしを続けていました。
本書は、東京で暮らしながらも良則さんの様子を見に時々呉で過ごす著者が、良則さんを娘の視点からユーモラスかつ率直な筆致で描いたエッセイ。ひとつの家族の物語に笑ったり泣いたりしながら、老いること、生きること、死ぬこと、愛する人と人生をともにすることについて、考えずにはいられなくなる一冊です。

【著者コメント(「はじめに」より)】
『ぼけますから、よろしくお願いします。』この、ちょっと人を食ったようなタイトルの映画は、ぼけてなおユーモアを失わない母と、鼻歌を歌いながら介護する父の、深い絆で結ばれた愛情物語となりました。父がひたむきに母を支える姿は人々の心を打ち、「お父さんみたいな人と結婚したいわぁ」と言ってくださるうら若き女性まで現れて、父に人生初の「モテ期」が訪れることに。
 最初は何かの冗談かしらと思っていた私。あの地味で堅物の父のどこがいいんだろう? でも、ファンの方たちに教わる形で、私もだんだん父の魅力に気づいてきました。そして、折にふれ父が呉弁丸出しでつぶやく言葉の深さや重みが、しだいに心にしみるようになってきたのです。
 この本では、そんな珠玉の言葉たちを、三つの章に分けて紹介しています。
 第1章は、認知症の母とともに生きた父の「ふたり暮らしの言葉」。第2章は、母に先立たれてなお全力で生きる父の「ひとり暮らしの言葉」。そして第3章では、ゲストとして「人生の先輩」が登場。父を、そして私たちを励ます素敵な言葉をくださいます。
 私が撮った父の愛くるしい写真もふんだんに載せました。今や私のスマホは父の写真だらけなのですが、その中から「日本最高齢のアイドルフォトブックを作るぞ」という意気込みで厳選した秘蔵フォトです(笑)。
 100歳を超えても、こんなふうに生きられたら幸せかも。父の笑顔と前向きな言葉たちから、「人生100年時代」を生き抜く元気を、どうぞお受け取りください。

内容説明

認知症の母をお世話した父は、愛に溢れた“ええ男”だった。娘が紡ぐ、笑いと涙に満ちた家族の物語。

目次

第1章 ふたり暮らしの言葉(「これからはわしがおっ母に恩返しする番じゃ」;「誰でもなる病気じゃけん、恥ずかしいことはないわい」;「これからはわしが掃除当番になるわい」;「わしが代わりに覚えとってやる」;「今朝は早う起きた。えらい!」 ほか)
第2章 ひとり暮らしの言葉(「これはお母さんのおかげなんよ」;「みんなにかわいがってもらえるような年寄りになる」;「年寄りの社会参加は、社会に甘えることじゃの」;「腹が減るほどさえんことはない」;「やりたいことをやりんさい。それが何より幸せなこと」 ほか)
第3章 哲代さんにもらった言葉―信友良則&石井哲代同級生対談

著者等紹介

信友直子[ノブトモナオコ]
1961年、広島県呉市生まれ。父・良則、母・文子のもとで育つ。東京大学文学部卒。テレビ番組の制作会社勤務を経て独立、フリーディレクターとして主にフジテレビでドキュメンタリー番組を多く手掛ける。2009年、自らの乳がんの闘病記録である『おっぱいと東京タワー―私の乳がん日記』でニューヨークフェスティバル銀賞、ギャラクシー賞奨励賞などを受賞。2018年に初の劇場公開映画として両親の老老介護の記録『ぼけますから、よろしくお願いします。』を発表し、令和元年度文化庁映画賞文化記録映画大賞などを受賞。2022年には続編映画も公開した。現在は全国で講演活動を精力的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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nyaoko

58
ココスのハンバーグをペロリとたいらげるお父さん。素晴らしい食欲。やはり食べ力は生き力だなあ。お母さんが脳梗塞で倒れて口から食べられなくなった時、戦争中、どれだけひもじい思いをしたか、あの辛さを二度とさせたくない、と胃瘻を決めたお父さん。その優しさに「胃瘻は…」と思っていた私もぐっとくるものがあった。私達は戦争を知らない。もう、戦争という物がどれだけ残酷だったのか、記憶にある人はどんどんこの世から亡くなっている。哲代さんとの対談は本当に素敵なものだった。出来るなら再び、二人のお話が聞きたいと想う。2025/04/18

とよぽん

47
最後の方に石井哲代さんとお父さんの対談が掲載されていたことに一番驚いた。そうか、お二人は同じ年齢で、同じ広島県にお住まいなのだ。信友直子さんはご両親の映画を製作し、書籍も書かれてきた過程で、かつて社交的だったお母さんの陰で夫唱婦随の逆パターン的なお父さんを、次第に見直すようになってきたのだそう。映画では背景のような存在だったお父さんが、認知症になったお母さんを支え、家事も担って生活を続けていかれた姿。心優しく健気で前向きなお父さん、素晴らしい!2025/03/04

gorico

12
映画も何度か見たし本もぜんぶ読んでるので、信友監督のチャーミングなお父さんのことは知っていた。その魅力のすべてがわかる本。結婚するならこんな人がいいですね〜(笑) それにしても、尾道の哲代おばあちゃんの方が半年ほどお姉さんというのはビックリであった。ご長寿バンザイ。どうかお父さんが健やかに105歳の誕生日を迎えられますように❣️2025/04/17

ochatomo

10
映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」と続編を観て93歳で家事、98歳でジム通いを始めたお父さんの姿に惚れ惚れした 複数の新聞を読む習慣や妻・娘への思いなど、仲良い家庭の姿が浮かぶようで、同じ学年、同じ広島県在住の石井哲代さんとの対談も収録されていて、とてもよかった 2024刊2025/02/21

入江大和

7
お母さんに先立たれたお父さんのその後のお話。男としてのプライドを持ち、稼ぎ、税金を払うことに誇りを持って生きて来た企業戦士だったお父さんが、「可愛い年寄りになる」と言うその心境の変化を感心半分、寂しさ半分で理解する作者の優しさに私は涙する。お父さん、すごい、かわいい、かっこいいと手放しで褒めてもらえるお父さん、いいなあ、幸せだなあ。私はどうして高齢の両親に優しくできないんだろうと自戒を込めて、反省しながら読みました。お父さん、寒い日が続くから、体に気をつけてお過ごし下さいね。2024/12/16

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