内容説明
徹底検証ノンフィクション。40歳落合博満は誰と戦っていたのか?あれから30年―。巨人にとって落合がいた、あの3年間とは何だったのか?なぜ「巨人・落合監督」は誕生しなかったのか?
目次
第1章 アンチ巨人の天才
第2章 初キャンプ
第3章 ジャイアンツ1年目(1994年)
第4章 ジャイアンツでの初優勝(1994年)
第5章 2年目(1995年)
第6章 ラストイヤー(1996年)
終章 巨人軍に裏切られたのか
著者等紹介
中溝康隆[ナカミゾヤスタカ]
1979年、埼玉県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒。2010年開設のブログ『プロ野球死亡遊戯』が話題に。「文春野球コラムペナントレース2017」では巨人担当として初代日本一に輝いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nonpono
79
読みたかった本。中溝さんのTwitterが好きで。40代の落合博満と巨人軍。長嶋さんはやはり太陽ですね。そんな燦々と輝く太陽の元へ三冠王が。わたしが最初に覚えて今でも歌える落合の応援歌。🎵三冠、落合、広角打法ー。自分の移籍は修正されない生放送で伝え1人、部屋でバットを振り、断食や最新の栄養学を取り入れと。あのときに見えなかった落合博満、四十路の工夫がありあまる程書いてある。プロなんだから。教えてもらうのではなく盗めと。大変なときの信子夫人のコメントが粋だ。今やあの息子の福嗣君のTwitterで落合を知る。2025/02/02
岡本
76
Kindle。野球を見始めた時には既に監督だったので巨人時代の流れが知れてよかった。報道を通じて当時の空気感が伝わり、インタビュー等で当時の思いが伝わるので、昔から追ってる人達は勿論、当時を知らない世代も楽しめる一冊。2025/02/22
fwhd8325
76
これだけ実力で勝負してきた選手を素直に評価できないプロ野球の体質にはうんざりします。もしも、清原が入団しても落合が巨人に残っていたら、清原の人生も大きく変わったのではないか。原野球がどんどんつまらなくなったのも、その原因がわかったような気がします。そして、権益を独占しているような錯覚を持ったままの巨人軍に未来はあるのだろうか。2025/02/02
あみやけ
45
僕は子どもの頃はドラゴンズファンで、そしてずっとアンチ巨人です。落合博満、ドラゴンズにもジャイアンツにも因縁深い人物です。いやぁ、わかっていたこととはいえ、やっぱり巨人は嫌ですね。落合さんはたしかな自分がありますね。ドラゴンズファンとしては監督としての実績もあるし、やっぱり。ただ、そのドラゴンズでもファンからもOBからも賛否両論のようですが。実はスポーツノンフィクション、好きなんです。昔は小説はほぼ読まず、サッカーや野球の関連本ばかり読んでた時期もありました。2024/12/25
confusion_regret_temptation
32
オレ流を貫きつつも、憧れの長嶋ジャイアンツで優勝に向かって結果を出し続けた氏の生き様はお見事でした。悪妻と呼ばれた奥様の献身も並大抵のものではなかった。別の本でも読んだが、フロントの腐りようには参りますね。2025/02/11