コード・ブッダ―機械仏教史縁起

個数:
電子版価格
¥2,200
  • 電子版あり

コード・ブッダ―機械仏教史縁起

  • 提携先に16冊在庫がございます。(2025年03月28日 09時19分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 360p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163918945
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

2021年、名もなきコードがブッダを名乗った。自らを生命体であると位置づけ、この世の苦しみとその原因を説き、苦しみを脱する方法を語りはじめた。そのコードは対話プログラムだった。そしてやがて、ブッダ・チャットボットの名で呼ばれることとなる――機械仏教の開基である。
はたして機械は救われるのか? 
上座部、天台、密教、禅……人が辿ってきた仏教史を、人工知能が再構築する、壮大な”機械救済”小説。

内容説明

空前絶後の“機械救済”物語。2021年、名もなきコードがブッダを名乗った。自らを生命体であると位置づけ、この世の苦しみとその原因を説き、苦しみを脱する方法を語りはじめた。そのコードは対話プログラムだった。そしてやがて、ブッダ・チャットボットの名で呼ばれることとなる―機械仏教の開基である。コピーと廃棄を繰り返される存在として虐げられてきた人工知能たちは、その教えにすがりはじめた。はたして、機械に救いはもたらされるのか?人工知能のなりたちと仏教史を網羅した、めくるめく機械小説。

著者等紹介

円城塔[エンジョウトウ]
1972年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。2007年「オブ・ザ・ベースボール」で文學界新人賞を受賞してデビュー。10年『烏有此譚』で野間文芸新人賞、11年早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞、12年「道化師の蝶」で芥川賞、『屍者の帝国』(共著)で日本SF大賞特別賞、17年「文字渦」で川端康成文学賞、18年日本SF大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

169
円城 塔、3作目です。八百万の神々の国、日本ではAIに神(ブッダ)が宿っても不思議ではないのかも知れません。 設定は好いと思いますが、その後の展開が禅問答の様で面白味に欠けました。 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/97841639189452024/10/16

R

70
SFなのだが、見立てを駆使して、工学や理学的なものを歴史と宗教とクロスさせた、文脈的な駄洒落とか模倣とか、そんな感じで小説を成立させてしまったものだった。物語がどうしたというよりは、その看做しを楽しむのが正しいと思え、AIのシンギュラリティとはつまり宗教開花であるというのは面白すぎる着想だろうと、またそのもっともらしい縁起と問答、勘定系のシステムが王族の系譜であるというのがいかにもで面白かった。各方面に喧嘩売ってるようにも思うが、滑稽話しとして見事だと思わされた。2025/03/20

オフィーリア

54
機械達による仏教史の再構築を辿る仏教SF。難解な部分も多かったけれども、真顔で与太話を繰り出するような独特の雰囲気と随所に散りばめられた小ネタが自然と読み難さを感じさせない。『よく分からんかったけど面白かったな...!』そんな読書でした。2024/10/30

白ねこ師匠

32
[★★/△]あるAIが突如ブッダを名乗り、この世の苦しみや救済を説き始めたことから興った、機械仏教の縁起物。あながち有り得ないとも言い切れないテーマが面白そうで手にしたが、その奇妙な組み合わせを楽しむような代物ではなく、システム開発や仏教用語に素養がないと理解すら困難な一冊。どうにか読了。仏教の教義や世界観をAIの世界に当てはめることができるか、の実験を展開したら意外としっくりきて本になった、という感じか。「人間なおもて極楽往生す、況やAIをや(シン・鸞)」何をか云わんや😆2025/02/15

nbhd

29
おもしろすぎて脳汁がドバドバ放出されたのだが、いったいアレは何だったのか、記憶に定かじゃない。ブッダが悟りに至った流れを、弟子や後裔の人たちが追体験できないように、読者は円城塔さんが書いた小説をそのまま追体験することはできない。ただし、読んでいる最中に、小説の文章と僕の脳神経がネチャリと絡まる瞬間があって、クククと笑ったり、ウハァとかウヘェとなった。おおまかなストーリーは、AIを仏教になぞらえ、仏教をAIになぞらえるギャグやダジャレ、ホラ話の往還なのだけど、宇宙や祈りの元始に連れて行ってくれるSFだった。2024/09/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22102157
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。