娘が巣立つ朝

個数:
電子版価格
¥1,900
  • 電子版あり

娘が巣立つ朝

  • ウェブストアに10冊在庫がございます。(2025年05月18日 18時36分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 392p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163918396
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

どうしてなんだろう――
それでも人はつながろうとする。

高梨家の一人娘・真奈が婚約者の渡辺優吾を連れて実家に来た。優吾は快活でさわやか、とても好青年であることは間違いないが、両親の健一と智子とはどこか会話が?み合わない。
真奈は優吾君とうまくやっていけるのか? 両親の胸にきざす一抹の不安。
そして健一と智子もそれぞれ心の中にモヤモヤを抱えている。健一は長年勤めた会社で役職定年が近づき、最近会社での居心地が良くない。週末は介護施設の母を見舞っている。将来の見通しは決して明るくない。
智子は着付け教室の講師をして忙しくしているが、家で不機嫌な健一に辟易している。もっと仲のいい夫婦のはずだったのに……。

娘の婚約をきっかけに一家は荒波に揺さぶられ始める。
父母そして娘。三人それぞれの心の旅路は、ときに隔たり、ときに結びつき……
つむがれていく家族の物語。

内容説明

娘がセレブな婚約者を家に連れてきた!誰も避けては通れない、お金と家族の悲喜こもごも。格差婚、役職定年、夫の不機嫌…問題は次から次へとやってくる。

著者等紹介

伊吹有喜[イブキユキ]
1969年、三重県生まれ。中央大学法学部卒業後、出版社勤務を経て、2008年『風待ちのひと』(応募時のタイトルは「夏の終わりのトラヴィアータ」)でポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、デビュー。長篇二作目の『四十九日のレシピ』が累計三十五万部を突破するベストセラーになり、ドラマ化、映画化。14年の『ミッドナイト・バス』は山本周五郎賞と直木賞の候補作、原田泰造主演で映画化された。17年『彼方の友へ』が直木賞候補。20年『雲を紡ぐ』も直木賞候補となり、21年高校生直木賞を受賞。『犬がいた季節』は同年本屋大賞3位を獲得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

346
伊吹 有喜、五作目です。一人娘の結婚話が家族に波紋を広げる群像劇、身に沁みつつ、読み応えがありました。本作では、とりあえずHappyEndでしたが、我が家では次男が結婚寸前まで行き、結局先方両親のモラハラから婚約破棄となりました。今時の結婚は難しい。次の機会は、失敗しないようにしたいと思います。 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/97841639183962024/06/09

さてさて

329
『家族で過ごすのもあと三ヶ月。いつかこの夜を、なつかしく思う日が来るだろう』。娘の『婚約』の先に巻き起こる家族三人のさまざまな試練を描き出していくこの作品。そこには、人生の大きな分岐点となる真奈の『結婚』に向かう家族三人のさまざまな心の葛藤が描かれていました。『結婚』に向けた日々の中に”擦り合わせ”の大切さを懐かしく感じるこの作品。そんな過程を経るからこそ、その先の結婚生活が成り立つことを改めて感じさせるこの作品。「娘が巣立つ朝」という書名に込められた伊吹有喜さんの深い思いを感じる素晴らしい作品でした。 2024/05/19

のぶ

213
物語は高梨家のひとり娘、真奈が結婚することになり、婚約者の渡辺優吾を父、健一と母、智子が迎えるところから始まる。タイトルからこの二人を送り出す話かと思った。ところが・・。読み進むうちに高梨家をめぐる家族小説だと気がついたが、これらの登場人物がユニークな設定で、序盤は面白いのを通り越して不快感を覚えた。ただこれは伊吹さんの計算だろう。徐々に出てくる様々な問題点。そして結婚問題は終盤に思わぬ展開が待っていた。家族のあり方と、真奈の将来を見据えた作品で、読んでいて不快感からサスペンスに変わっていった。2024/05/21

やっちゃん

208
同じおじさんだけに哀愁漂う親父のパートがいい。リコとのセッションのシーンはこっちも高揚した。終盤にかけてどんどん泥沼にハマっていく、特別誰も悪くないのに家族って難しい。常に感謝、甘えちゃダメだとわかるけど全方位にそれを向け続けるのは辛いよなあ。2025/03/02

hirokun

202
星3 一人娘の結婚を契機に発生する様々な問題、人と人とのぶつかり合いを、父、母、娘の視点から描いた家族小説。本来的に別々の環境で育ち、さらに経済状況、価値観が違った人たちが一緒に生活することは、極めて困難なことであるを実感している。この作品はそのあたりをうまく表現しており、自分の経験と比較しながら読んでいったが、思い当たることが多く出てきた。お互いに他人を尊重することは大事なことなのだろうが、自分自身の時間、空間を確保することは大前提として必要なことだと思う。2024/06/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21909029
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品