出版社内容情報
「愛犬というのは、愛が犬のかたちをしているという意味です。」 いつも家族の中心にいて、ほほえみをくれた大きな犬・A。その先が短いと、ある日知らされて――…。にぎやかでやさしい、ふたりの最後の日々がはじまる。愛犬とのあたたかい記憶と介護生活、お別れの日までを描くコミックエッセイ。描きおろし60ページ以上を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひみこ@絵本とwankoが大好き♪
21
ひみこが空に還っていったのは去年の9月。 今、この本を読んで私は大丈夫なのか…そう思いながら読んだ。作者の人柄もあるのか、ただ泣ける話ではなくて、そうそうこんなこともあったよねと素直に思い返せて、最期には暖かい気持ちになった。 ラブラドールと一緒に暮らしたこともあるので、大型犬あるあるも楽しく読むことができた。他の作品も読んでみたいと思った。2024/09/14
haruaki
7
絶対最後泣くやろなと思いながら読んでゆっくり読んで昔飼っていた犬のこと思いだしながらゆっくり読んで可愛いAやつづ井さんの人柄や周りの人達の優しさにほっこりしては、最後はやっぱり泣きました。2025/03/02
mina
6
つづ井さんシリーズは初読です。 約2ヶ月程前に14年半一緒に過ごしてきた我が家の犬が亡くなりました。そういえばこちらの本を、まだ愛犬が亡くなる前にたまたま見かけて気になっていて。 優しいタッチのイラストと老犬というタイトルにぐっときて読みました。犬と過ごしたことのある人はきっとみんな同じ気持ちになるはず。そしてつづ井さんがおもしろいこと。笑 あたたかくておもしろくて優しい一冊です。他のつづ井さんシリーズも読みたくなりました!2024/06/29
アリスとアニー
5
新聞広告や書店で何度か見かけたことをきっかけに購入した作品。 読みながら数年前に12歳で虹の橋に旅立った先代のゴールデンレトリバーと過ごした日々を思い出しました。 やっぱり大型犬っていいな。 イラストもほのぼのとしていて、大型犬を飼っている人には共感できる部分も多くありそう。 コミックエッセイなのであっという間に読めます。2024/04/21
かりん
4
5:《犬との何気ない日々にある愛情とあたたかさ。》選書サービスでセレクトしてもらった本その3。本屋でお名前と絵を何度か見かけたことのある著者ですが、読むのは初めて。学生時代に実家で飼っていた犬との日々を思い出し、じんわりとあたたかい気持ちが広がりました。Aのちょっとした行動や変化が愛おしい。選び出すとキリがないが「老犬と変化」「老犬とさんぽ」「老犬と感情」が好き。「老犬とお別れ」は本当に思い出しちゃったな。帯にもなっている「愛犬というのは愛が犬のかたちをしているという意味です」も良い言葉だな。2025/03/09