内容説明
メタル女豪爆誕!芥川賞作家にしてかつてのバンドマンが、邦楽ロックへの偏愛を語りつくす!!
目次
BUMP OF CHICKEN
NUMBER GIRL
54‐71
BUCK‐TICK
椎名林檎
bloodthirsty butchers
PENPALS
Silver Fins
Port of Notes
headphone seminar
相対性理論
進行方向別通行区分
鬼束ちひろ
X JAPAN
初音ミク
ART‐SCHOOL
BLANKEY JET CITY
L’Arc~en~Ciel
黒夢
TMN
凛として時雨
小室哲哉
神聖かまってちゃん
サカナクション
宇多田ヒカル
Ado
特別講
はっぴいえんど
著者等紹介
高橋弘希[タカハシヒロキ]
青森県十和田市生まれ。2014年、「指の骨」で第四六回新潮新人賞を受賞してデビュー。17年、『日曜日の人々(サンデー・ピープル)』で第三九回野間文芸新人賞、18年「送り火」で第一五九回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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クローカ
3
エッセイ。主にゼロ年代の音楽を中心に当時の思い出などを振り返る感じ。小説のほうが固い感じだったのでどんな方かと思っていたらご本人は面白ボンクラ趣味(褒めてます)でビックリ。メタルが素地にありつつインディーロックへの理解もある、というご趣味がマジで他人事に思えず、ART-SCHOOLなんかの回はまるで友人が書いたかのような親近感に襲われました。大変に面白かったです。2025/04/11
金北山の麓に生まれ育って
1
【残念な感じがしました】基本的に作風が変わらない 悪く言うとワンパターンなアーティストは吉本隆明的が言う「悲劇」を抱えているのではないか。一作毎に作風が変わるアーティストは創作行為自体に魅せられている事が多いと思う(悲劇を抱えてるが故に逆に創作に向かっていて悲劇が見えない事もある)。で外数に「純粋に創作に没頭する」森村誠一や夢枕獏とかもいて、著者は実は外数なのかもと思った、ネットで読んでいたインタビューから想定していたが、とすると芥川賞作と二作目の路線には戻らないのだろう、残念だ、あの2作は好きだったなぁ2025/05/10
くろえん
1
「近現代音楽史概論B」にはロック中心に色々なバンドやアーティストの随想が収録されています。 有名なバンドからあまり知らないバンドまで網羅されており、新たな音楽の発見ができました。 好きなBUCK-TICKやAdo、黒夢、サカナクションなどの講義が載ってたのが嬉しいです。 そしてライブに行きたくなる... 個人的にはTHE YELLOW MONKEYの講義(載ってない)も読んでみたい!2024/09/21