内容説明
「人生、もっと面白がって」。心がはずむエッセイ集!とっておきの健康法、自然体の着こなし術、スターたちとの交遊録、女優人生70年の歩み、老いてゆく日々に思うこと、感じること―。
目次
歯に衣着せずに
市川崑監督の思い出
気ままな髪の毛
母と私の合言葉
毎朝のお仕事
洋服より、靴が好き
死神を遠ざけて
三谷幸喜さんとは冷や汗覚悟で
私のデート相手
疎開と食べ物
しっかりした娘
億劫との戦い
黙って見てられない
お嫁に行けない
老後の資金はすっからかん
兼高さんと世界の旅
抜き足、差し足…
最後のお化粧
私を変えたひと言
目と歯と耳と〔ほか〕
著者等紹介
草笛光子[クサブエミツコ]
1933年神奈川県生まれ。50年松竹歌劇団に入団、53年『純潔革命』で映画デビュー。「社長シリーズ」をはじめ、東宝喜劇に多数出演。58年から「光子の窓」の司会を務める。日本ミュージカル界の草分け的存在で、『ラ・マンチャの男』『シカゴ』などの日本初演に出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
40
草笛光子さんは憧れの方。素敵な歳の取り方ををされています。ひったくりにあった時、犯人探しをされ、周囲の方々にも注意を促されたことでひったくり事件がパタっと止まった!気骨の方!東宝を離れた後は大手の事務所や劇団に所属せず、お一人で活動されている。ここにも気骨が!一番驚いたのが、曲を聴きながら音符におこされるところ。才能豊かです。もう一つ、補聴器を使われていて、ウン十万円⁉︎補聴器だけは高い物にしなさいとどなたかが書かれていた事を思い出しました。交代で泊まられているお手伝いさんの目を盗んでつまみ食いが可愛い。2024/12/08
YOUCO19
5
新聞に「老後は億劫との戦い」と著者の言葉を見て上手い言葉だなぁと思い、読んでみた。3年間の週刊誌の連載をまとめたもの。懐かしの俳優たちが出る出る。一人暮らしだが3人のお手伝いさんが交代で泊まり込み料理から家事一切をしていて出張のパーソナルトレーナーまで付いているのだから普通の90歳とは違うだろうけどそれが嫌味に感じないし、微笑ましくもあるのは草笛光子という人柄だからだろう。この本を読んでますます好きになったし「老後の資金がありません」の映画が見たくなった。2025/02/09
peace land
4
字が大きくて読みやすかったです。 名前だけしっいぇいる俳優さんや懐かしい俳優さんが登場。 難しい世界と聞きますが、ユーモアとやさしさで過去を面白く振り返っています。 長く仕事を続けてこられたのも、お人柄が基かと思いました。 高齢者の一人暮らしが増加している昨今ですが、お手伝いさんを頼んで暮らせる日常は、やはり特別な環境で、普通の人とは異なります。 それだけ頑張って生きてきた証のようにも思えました。2024/09/13
Hiroki
3
朝霞図書館 デカ活字で誠にもって読みやすい(笑)。光子さんが遺言状を書いた(弁護士と一緒に作成した)。その日から心が老けてしまったと感じた。終末が眼前にきて、先の無いことの寂しさにガクッときた。働くことをこれまで以上に一層意識して、自分を上向けた。「老い」とは億劫との戦いであり、億劫がる自分自身との戦いであり、甘やかす自分との戦いであり、甘える自分との戦いであると述べられている。たしかに「上がり」を自分で決めてしまえば、そこでお仕舞い。上りは臨終の瞬間までとっておくべきなんだろうなぁ。2024/08/01
エーメ
2
文字が大きめだし、副題のとおり`お喋り´的な文体なので読みやすい。共演者や友達の名前に、70年を超す芸歴の長さが如実に表れている。凄い。戦争・IT社会・老いなどを、率直に語っている。芸能界の厳しさや己との戦い。ずっとお元気でいてほしい。2024/09/06
-
- 洋書電子書籍
-
スポーツ、起業と公共政策
Spo…