出版社内容情報
ロシア文学者・奈倉有里と、小説家・逢坂冬馬。
文学界の今をときめく二人は、じつはきょうだいだった!
姉が10代で単身ロシア留学に向かった時、弟は何を思ったか。その後交差することのなかった二人の人生が、2021年に不思議な邂逅を果たしたのはなぜか。予期せぬ戦争、厳しい社会の中で、我々はどう生きるのか?
縦横無尽に広がる、知性と理性、やさしさに満ちた対話が一冊の本になりました。
◇目次◇
はじめに――逢坂冬馬
PART1 「出世しなさい」がない家 Family
PART2 作家という仕事 Literature
PART3 私と誰かが生きている、この世界について World
おわりに――奈倉有里
内容説明
現代文学の最前線に立つ姉弟が語り合う、この世界の影と光。『夕暮れに夜明けの歌を』紫式部文学賞受賞・奈倉有里×『同志少女よ、敵を撃て』本屋大賞受賞・逢坂冬馬。
目次
1 「出世しなさい」がない家(「さかなクン」になればいいんだ;天沢聖司と月島雫の姉弟?;古本屋をめぐって本を探しまくる姉 ほか)
2 作家という仕事(デビュー作の初版が、「さ、さんまんぶ!?」;『同志少女』の作者は女性?;大ホモソーシャル大会をやってきた戦争小説 ほか)
3 私と誰かが生きている、この世界について(「戦争について書かれた本を体験した人」も一種の戦争体験者;自分ではない誰かについて;人間が武器と戦うのが戦争 ほか)
著者等紹介
奈倉有里[ナグラユリ]
1982年、東京生まれ。ロシア国立ゴーリキー文学大学卒、東京大学大学院博士課程満期退学。博士(文学)。著書『夕暮れに夜明けの歌を』で紫式部文学賞、『アレクサンドル・ブローク 詩学と生涯』でサントリー学芸賞(芸術・文学部門)を受賞
逢坂冬馬[アイサカトウマ]
1985年、埼玉生まれ。明治学院大学国際学部国際学科卒。『同志少女よ、敵を撃て』でアガサ・クリスティー賞を受賞し、デビュー。同書は2022年本屋大賞を受賞、第166回直木賞の候補に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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