出版社内容情報
島田荘司推理小説賞受賞!
21世紀の『十角館の殺人』がマレーシアから登場
最愛の妻を亡くし引退したベストセラー作家がある日ふと目覚さますと、そこは見知らぬ孤島だった。
やがて桟橋に船が着き、老若男女が島に降り立つ。一行はデジタル機器に囲まれた日常の疲れを癒し、本来の人間性を取り戻す「デジタル・デトックス」のために島に渡って来たという。
メンバー相互の会話や、視線を合わせることさえ禁じられ、読書やメモをとること、音楽を聴くことも不可。食事は菜食のみ、そして殺生も厳禁という環境の中でデジタル・デトックスが始まるが、やがて残酷な連続殺人事件が発生する。
作家はそのすべてを目撃するのだが、なぜかメンバーたちの目には彼の姿が映らないらしい……。
華人系マレーシア人の女性作家が、ミステリ界の巨匠・島田荘司氏が提唱する21世紀本格に応えて放った、〈21世紀の『十角館の殺人』〉!
内容説明
デジタル機器に囲まれた日常の疲れを癒し、本来の人間性を取り戻す「デジタルデトックス」のために孤島にやってきたメンバーが次々に死を遂げる。偶然その場に居合わせたミステリ作家がそのすべてを目撃するのだが、なぜかメンバーたちの目には彼の姿が映らないらしい…。中華系マレーシア人の女性作家がミステリ界の巨匠・島田荘司氏が提唱する21世紀本格に応えて放つ“21世紀の十角館”!第7回金車・島田荘司推理小説賞受賞。
著者等紹介
王元[オウゲン]
1980年代生まれの中華系マレーシア人。金融機関勤務を経て作家となる。2010年にマレーシア赤トンボ児童小説賞銀賞を受賞し、児童小説創作の道を歩み始める。2017年、短編コメディ脚本「差一點先生(もうちょっとさん)」がマレーシア・スター脚本賞を受賞し映画化された。2019年「海洋裡的密室(海中の密室)」で第17回台湾推理作家協会賞を受賞。2021年、本作で第7回金車・島田荘司推理小説賞を受賞
玉田誠[タマダマコト]
1967年、神奈川県生まれ。青山学院大学法学部卒。台湾において日本ミステリの紹介や台湾ミステリの評論を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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オフィーリア
藤月はな(灯れ松明の火)
さっちゃん
うまる
yutan2278