出版社内容情報
閑雲野鶴、晴?雨読、計算機自然。メディアアーティスト、研究者、経営者……いくつもの顔をもつデジタル時代の旗手・落合陽一さんが、愛用のライカを手に、日本と世界の風景から、ヌードに至るまで、さまざまな瞬間を切り取った写真と、デジタルと自然のあいだで展開する思考を記録した散文をあわせた豪華本。表紙を飾るのは愛猫のトラ彦。近未来的なデジタルのイメージと、アナログな手触りが共存する不思議な世界が展開される。コロナ禍の日々の貴重な記録でもある。
内容説明
著者初の写真+散文集。デジタルの目を手にアナログに生きる。
目次
香港の街角から
フランスから白神へ ルーブルの天井とブナの倒木
寂びた風景の中に霊性を探して
合わせ鏡に零れ落ちる情念を探して
注連縄・紙垂・LEDと交流電燈
侘び寂びた窓の形
デジタルネイチャーとデジタルバナキュラー
ウィズコロナ・ポストコロナの風景の中で
2019年の延長でない2020年へ
植物の生育を眺めながら身体性を回復する
未知への追憶
夏休みの記憶と風景
民藝のある風景
子どもとの距離感
華厳と自然
サンタと庭
野良猫の気持ちで街を歩く
ループする季節と雪融けする心
醍醐寺で桜を見ている
境界線に見える風景、生と死、空と大地の間に〔ほか〕
著者等紹介
落合陽一[オチアイヨウイチ]
メディアアーティスト。1987年生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了、博士(学際情報学)。2010年ごろよりメディアアーティストとして活動。現在、筑波大学デジタルネイチャー開発研究センターセンター長・准教授、JSTCRESTxDiversityプロジェクト研究代表、京都市立芸術大学客員教授、大阪芸術大学客員教授、デジタルハリウッド大学特任教授、金沢美術工芸大学客員名誉教授。2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)テーマ事業プロデューサーなどを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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