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出版社内容情報
ジャニー喜多川氏の性加害を実名・顔出しで告発して「山」を動かした元ジャニーズJr.、カウアン・オカモト氏。オカモト氏が赤裸々に明かす、ジャニーズ性加害の実態と、波乱の人生
内容説明
ジャニー喜田川氏の性加害を顔出しで告発して大きな注目を浴びた元ジャニーズJr.が、その半生と今の思いを語る
目次
第一章 Baby(ジャニーさんからの電話;五千人の前でアカペラ;いきなりジャニーさんのマンションへ)
第二章 ブラジル団地(日系ブラジル人の両親;日本人との違い;ドロップアウト;音楽が支えだった)
第三章 Junior(名古屋ジュニア;ユーは黒色だよ;「おいっ!テメェ!こっち来い!」;上京しないとキツいね;バイトジュニア)
第四章 YOU(「マンション」と「プール」;カウアン、早く寝なよ;全部で十五~二十回;それでもジャニーさんに…)
第五章 退所(グループに人生を預けられない;YouTubeもダメだって;ユー、ヤバいよ;元ジャニーズの仲間と;ジャニーさんの死)
第六章 告発(パニック障害;もう自分に嘘はつきたくない;きっかけはキンプリ;ガーシーとのコラボ;文春での告発;母への告白)
第七章 記者会見(ものすごいスピード感;真実を伝える;もし、入所前に報じられていたら;山が動いた)第八章 カウアン、国会へ行く(ジュリーさんとの対面;第一歩のはじまり;再発したパニック障害;被害者四人の署名活動)第九章 これから(目標は、ラテン・グラミー賞;日本国籍)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばんだねいっぺい
27
性加害のみならず、某放送局を始め、ブラックな労働現場の実態も見えてくる。どこかのグループのパワハラ騒動もさもありなんと思った。2023/09/25
しゅうと
23
テレビだけではわからないジャニー喜多川の少年への性加害問題がよくわかりました。噂ではなかったんだという衝撃。カウアン氏の実体験に基づく語り口は、強いインパクトがありました。この本をきっかけに業界内の問題に対する議論を促進し、法改正などといったより良い変化が起きて欲しいです。2024/02/20
檸檬の木
18
日系ブラジル人3世の家庭で育った27歳のカウアンさんの生い立ちから現在までの自叙伝の中でジャニーズ時代に受けた性被害についての告白がありました。「自分に嘘をつきたくない」という思いから実名で顔出しの記者会見。この勇気のある告発がきっかけで事務所に忖度していたメディアの報道も増えていった。多くの誹謗中傷を受ける事となるが、彼の勇気で救われた人も多く、その後の事務所やスポンサーの対応の変化が加速度的に進んだと思う。大きな目標を抱いている彼を心から応援したい。2023/12/27
読書は人生を明るく照らす灯り
14
カウアンさんの告発で、無かったことにされていた事が、公になってよかったと思います。それでも、加害者に感謝している気持ちがある。という思いがある告発では、賛同しかねる部分が大いにありました。2023/11/28
なーちゃま
3
煽りのタイトルよくないなあ…本書を読めばカウアン氏が決して「告発者」ではないことは一目瞭然。嘘をつきたくないという決心から自然とあの芸能界のタブーが漏れ出たのであり、「告発して」などというタイトルは本人の意思なのかな?と思ってしまう。自分の魅力を物怖じせずに世界に売り込んでいこうとする大胆な心意気は、初めてジャニーさんの前でJustinを歌った時から変わらない姿勢。書籍という落ち着いた場所で自分の思いを吐露する場所ができてよかった。「ジャニーズを潰した極悪人」等の罵声に負けず今後どんどん活躍してほしい!2024/02/24