出版社内容情報
「笑って創作したい」オタクのための必読書!――『私のジャンルに「神」がいます』真田つづる氏、推薦!!
絵描き字書き問わず、創作において悩めるオタクの魂の叫びを、超・オタク作家カレー沢薫がゆるっと解決!
「原作無視の二次創作が気になる」「過疎ジャンルで感想がもらえない」「40代で同人イベントはやめるべき?」「推しを死なせてしまう矛盾と苦悩」「神創作者の方程式とは?」といったお悩みから、書きおろし相談「十数年の推しカプとは別のカプにハマってしまったら」「お金を得ることと創作意欲のバランスをとるには」まで、創作に迷うすべての人に捧げる抱腹絶倒のエッセイ??
内容説明
悩めるオタクの魂の叫びを、超・オタク作家カレー沢薫がゆるっと解決!
目次
心のお悩み篇(ビッグウエーブにうまく乗れない;原作を無視した二次創作が気になる;「感想」とどう付き合えばいいか ほか)
技のお悩み篇(流行りの絵柄を描けるようになりたいが…;若い頃のような創作への情熱は取り戻せるか;推しを死なせてしまう矛盾を抱えています ほか)
沼のお悩み篇(逆カプの解釈が多くて自信がなくなります;夢豚としてブヒれなくなるのではと不安;過疎ジャンルでどう生きていけばいい? ほか)
著者等紹介
カレー沢薫[カレーザワカオル]
1982年生まれの漫画家・コラムニスト。2009年に『クレムリン』(講談社)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くさてる
16
自分でも二次創作をたしなむオタクのひとりとして、身につまされるというかまったくもってそれよそれな回答が続いてずっと笑ってました。ターゲット層は創作あるいは読み専オタク全般なんだと思うし、それ以外の人に分かってもらおうという姿勢が感じられないのが無限大に好印象マックス。専門用語が多すぎて駄目なひともいるでしょう。でも、そういう本があってもいいと思うんですよね!しかしながら、そこに浮かび上がる人間関係や自己承認欲求、嫉妬との闘いは、どの分野でもあり得る話なのがまた面白い、お薦めです2023/10/19
アノニマス
8
ソシャゲのサ終に怯えてしまう人や他人の考察で原作を楽しめなくなってしまった人など創作をしていないオタクでも充分ためになる相談もあった。美容院でシャンプーをされながらスマホでチェンソーマンを再生してる人を見かけたら私も自由で格好いいと思ってしまうので「何事も己が恥ずかしがるから恥になるのです」という言葉はその通りだと思う。2024/01/21
ハルト
7
読了:◎ 同人者には、いろんな意味でぶっ刺さる本。あー、ある。これあるよ!となるお悩みが満載。それに著者が小気味良く答えていくのだが、同じ同人者なだけに、答えが的確。そしてくすりとさせてくれる。主に二次創作についてが多かった。一次創作や評論等の同人活動もあるけれど、それだけ二次創作に触れている人口が多いんだろうなと思った。オタクなら共感を覚えつつ楽しく読める一冊だった。2023/11/25
masabi
6
【概要】主に二次創作関係のお悩み相談に答える。【感想】自分で納得するものが書けない、自分の書く内容に良心を傷めるといった創作そのものから、他人から評価されない、嫉妬してしまうといった承認欲求や人間関係にまつわるものまで幅広い。創作するうえで避けられない劣等感や諸々が生み出す苦しみのなかでも、なんとかたのしく趣味を続けていこうとのスタンスが明確だ。2024/03/01
konomichi
5
あんまり刺さらんかった。 やりたくて好きでやってるんだから、他人の目気にせずやればええやん、みたいな。 結局、モチベーションの維持をどうするか?って話になるんだろうけど、こればかりは自分で解決する以外に解を求めることがそもそも不毛だと思うけどなぁ。2023/08/25