出版社内容情報
2022年2月1日に死去した石原慎太郎氏。その最後の文学的結晶――
限りなくピュアな初恋の記憶を描いた「遠い夢」、死後公開された「死への道程」など、単行本未収録のまま残された作品を収録。
「太陽の季節」から67年、まさに「白鳥の歌」と呼べる一冊。
内容説明
限りなくピュアな初恋の記憶(「遠い夢」)、生き残った特攻隊員の愛しき者との再会(「空中の恋人」)、震災の被災地をした走る男のみたもの(「北へ」)、ボクサーとファッションデザイナーの危険な関係(「愛の迷路」)、事故で半身不随になった夫に妻は(「ある結婚」)、死後公開され「文藝春秋」を完売・増刷させた手記(「死への道程」)。単行本未収録のまま残された作品を収録。
著者等紹介
石原慎太郎[イシハラシンタロウ]
1932年、神戸市生れ。一橋大学在学中の1955年に「太陽の季節」で衝撃的なデビュー。翌年、芥川賞を受賞。その後「化石の森」「生還」など数多くの作品を執筆する一方、1968年に参議院議員に当選。後、衆議院に移り環境庁長官、運輸大臣などを歴任。1995年、国会議員在職二十五年を機に議員を辞職。1999~2012年、東京都知事を務める。2014年、政界引退。2022年二月一日、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。