台北野球倶楽部の殺人

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台北野球倶楽部の殺人

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163915869
  • NDC分類 923.7
  • Cコード C0097

出版社内容情報



唐 嘉邦[トウ カホウ]
著・文・その他

玉田 誠[タマダ マコト]
翻訳

内容説明

台湾人と日本人の刑事コンビが難事件に挑む!日本統治下の台湾。野球愛好家の集まり「球見会」の会員二名が、同じ夜に別々の列車の車内で死体となって発見された。その頃、台湾球界に現れた希代の逸材・大下弘を巡って東京六大学OBたちによるスカウト合戦が繰りひろげられていた。台北南署の本島人(台湾人)刑事・李山海は相棒の北澤とともに球見会メンバーのアリバイと動機を洗い直していく。果たして事件の動機はスカウト合戦の軋轢なのか、それとも―。第6回金車・島田荘司推理小説賞。

著者等紹介

唐嘉邦[トウカホウ]
1981年台湾新北市生まれ。中國時報の記者を7年間務め、政治・社会・医療・農水産業・社会福祉・ローカルニュースなど幅広い分野で取材活動を行う。2019年に『野球倶樂部事件』で第6回金車・島田荘司推理小説賞を受賞

玉田誠[タマダマコト]
1967年、神奈川県生まれ。青山学院大学法学部卒。台湾において日本ミステリの紹介や台湾ミステリの評論を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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旅するランナー

218
金車·島田荘司推理小説賞というのを知りました。中国語で書かれた本格ミステリー長篇を募る文学賞。第二回(2011年)には陳浩基「世界を売った男」が選ばれてます。さて、この小説は第六回(2019年)受賞作です。1938年、日本統治時代の台湾が舞台。列車内で起こる二つの殺人事件。二人とも野球愛好家倶楽部メンバー。そして、内地人·本島人·日本人が入り交じる人間模様。台湾の歴史も関わってくる、松本清張ばりの秀作です。台湾でも抗日運動があったことは知っておきたい事実です。2022/12/16

パトラッシュ

119
鉄道ミステリはアリバイ崩しが基本だが、植民地時代の台湾が舞台だけに支配する者とされる者の二重三重の過去が絡まってくるのが読みどころ。捜査を担当する台湾人刑事は同胞を守るため対日協力者となった男の息子で、単純に日本側を悪としていない。野球愛好家たちの揉め事から起こった殺人と思われたのが次々と関係者の隠し事が暴かれていき、時折り挟まれる軍の弾圧で没落した知識層の少年「阿義」の物語が意外な形で本筋と結びつき驚きの結末に至る。この時期の台湾でしか起こり得ない事件を描く点で、歴史ミステリとしての味わいも満たされる。2022/12/26

fwhd8325

59
先日、台湾文化センターへ行ったときに「おすすめ台湾本」のパンフレットに紹介されていた作品です。土地勘もなく、読むのに少し疲れました。それでも、ノベルス全盛時代のミステリを彷彿させる内容は、本格派だと思います。個人的には大下弘さんの話題もしっかり描いて欲しかったです。2023/09/22

ren5000

35
日本が台湾を統治していた時代に起こった殺人事件。帯に書いてある通り松本清張を彷彿させる社会派ミステリーでした。台湾の方が書いただけあって当時の情勢や心情が台湾人の目線で描かれています。興味深くあったけどちょっと読み辛くて理解の範疇を越えてしまったのが自分に残念でした。ただ後半の謎解きからのエピローグまでは一気読みでした。今は親日派の台湾ですがこれを読んで戦争は人類が行った一番の悪行だなと思う。2023/06/02

スイ

23
うわーー良かったよーーー!!! 日本統治下の台湾で起きた殺人事件。 ミステリとしてはちょっと懐かしの手法なのかと思えば、色々と押さえた上での現代のミステリだと思うし、背景も台湾の歴史を丁寧に捉え直した、やはり今だから書けるものなのだと思う。 人物の描き方もとても真摯で良かった。 読み終えてからずっと、あの人のこれまでとこれからを考えてしまう。 そういう余白のある作品が大好き。2022/09/25

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