出版社内容情報
宇野と夕子が訪れた温泉地では町中に監視カメラが。防犯のための施策が、新たな悲劇を生んでしまう……。人気シリーズ第二十九弾。
内容説明
宇野と女子大生・夕子が訪れた温泉街では、いたるところに、監視カメラが設置されていた。かつて娘を誘拐された町長が、家族と町民たちの安全を守るために、独断で実施している施策だった。どこにいてもカメラに見られてしまうため、町全体が不穏な空気に覆われる中、夕子は「ある秘密」に気がつく。すると今度は、殺人事件が発生して…。大好評“幽霊”シリーズ第29弾。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年2月29日、福岡県生まれ。桐朋高等学校卒業。1976年、「幽霊列車」で第十五回オール讀物推理小説新人賞を受賞、以来ベストセラー作家として活躍。「幽霊」シリーズの他に、「三毛猫ホームズ」、「三姉妹探偵団」など、数々の人気シリーズがあり、著作は六百冊を超える。2005年に第九回日本ミステリー文学大賞、2016年に『東京零年』で第五十回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんすけ
20
赤川次郎が本書その他でインタビューを受けている記事を観た。 幽霊シリーズって始まったのは四十年以上前だろう。 出張の途中で読む本が無くなって、キオスクで買ったのが「幽霊列車」だったはず。ちょっと奇妙な雰囲気が面白く感じた。 シリーズでは、大嫌いなタイプの人間が頻繁に登場する。それを皮肉ってるところが痛快だ。 ●金さえあればどうにでもなると思っている大会社の重役。 ●頭は良いけど、人の心が分らない東大生。 ●自分を有名人だと思って女を犯す画家 ● 裁きは書かれないが、彼らが社会的に孤立するのが予測できる。2022/09/23
星落秋風五丈原
13
さらっと読めました。2022/06/27
ぱりぱり
11
★★★☆☆2023/04/26
小梅さん。
10
このシリーズも、まだ新作が出ているなんてすごい。 宇野さんと夕子、変わらない。 宇野警部の仕事柄、殺人事件を捜査するのに重苦しくならないから読みやすいし。 シリーズがずっと続いてくれますように。2025/02/21
蕭白
10
相変わらずの2人の活躍に安心して楽しませてもらいました。2022/06/06