完全読解 司馬遼太郎『坂の上の雲』

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完全読解 司馬遼太郎『坂の上の雲』

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163914886
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

月刊「文藝春秋」2021年1月号から5月号にかけて短期集中連載された「司馬遼太郎『坂の上の雲』大講義」に、新たに書き下ろしたコラム、人物事典、関連年表、詳細な脚注などを追加。昭和の「国民文学」と呼ばれた司馬氏の代表作を、令和の読者も楽しめるように完全読解した決定版。筆者の佐藤優氏と片山杜秀氏は、現代きっての読書人。歴史への洞察も深い。この両者が丁々発止、司馬作品に切り込んでいく。平成以来、沈滞を続ける日本社会に、もう一度、明治の清新な風を吹き込む1冊です。これから『坂の上の雲』を読もうという読者はもちろん、何度も読んだという読者にも、新鮮な作りになっています。本書を読んだ後、書棚からもう一度、『坂の上の雲』を取り出してみてはどうでしょうか。明治が、昭和が、そして近代日本の姿が甦ってくることでしょう。

内容説明

明治日本はいかにして国家存亡の危機を克服したのか。「国民文学」と呼ばれた司馬遼太郎『坂の上の雲』にはこのままではアジアの中堅国になりかねない日本の停滞を打ち破るヒントが隠されている。現代最強の読書人が読み解く、近代日本の活力の源泉。附録・『坂の上の雲』主要人物事典、司馬遼太郎『坂の上の雲』年表。

目次

序章 今なぜ『坂の上の雲』を読み直すのか―「エリート」と「大衆」が分断された今こそ、世代を超えて読み継ぐべき「国民文学」の意義
第1章 乃木希典と東郷平八郎―「乃木将軍」は“愚将”だったのか?「海軍=合理的」「陸軍=非合理的」説は本当か?
第2章 夏目漱石と正岡子規―漱石と子規は、秋山真之とともに“近代日本語の創設者”だった
第3章 明石元二郎と広瀬武夫―日露戦争の“情報戦”で活躍した二人から見える“日本のインテリジェンス”
第4章 日清・日露戦争と朝鮮半島―あえて“翻訳しない”が日韓関係を解きほぐす鍵になる

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
作家。元外務省主任分析官。1960年東京都生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了

片山杜秀[カタヤマモリヒデ]
思想史研究者、慶應義塾大学教授。1963年宮城県生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こばまり

38
手練れのファンには物足りない方も居られるようだが私には充分面白かった。年表や写真付きの登場人物リストも便利。本編は5巻まで読んだところなので暫く副読本として使っていくことにする。2025/03/29

kawa

37
努力すれば報われる時代、明るい明日を描く青雲国民小説「坂の上の雲」を、泰斗二人が語り合う。乃木大将の評価は、司馬作品によって結果としてかなり不当に振れてしまっている由、司馬史観の検証という意味でもありがたい作品。日露戦から太平洋戦までの日本の指導者層の劣化に対する評価も今一度立ち止まって考える必要ありか?片山氏の「未完のファシズム」も早速図書リクエスト。詳細な年表と人物事典付きで、小説読みの座右の書としても最適。(2022年刊)2022/09/13

まっと

34
佐藤優が歴史家の片山杜秀とが対談形式とそれぞれのコラムで「国民文学」と呼ばれた「坂の上の雲」を語る。同書の中の表現等を時に引用しつつも、日露戦争後から2度の大戦までの時代の流れや世相に結びつけ、更には執筆当時の司馬遼太郎の胸中を彼が遺した作品群とのつながりまでも推し量りながら対談が進む。読んでいても「坂の上の雲」についてのこれまでの自分のやや表層的な見え方とはまた違った、より深い視点での魅力が伝わってくる。巻末の人物紹介や年表も嬉しく、原書再読にあたり、更にはNHKドラマ視聴時に横に置くのにも最適。2025/05/15

サトシ@朝練ファイト

29
そう言えば「坂の上の雲」の意味が分からず悶々としてた時期がああったかな。何年振りかで司馬作品に出会えた気がしました。2022/08/18

koji

19
「坂の上の雲」から読み取れることは無数にあります。本書を読むと、①インテリジェンス、②朝鮮半島を巡る日韓関係の視点がよく分かりました。まず①。司馬さんは明石元二郎にかなりの紙数を費やしていますが、佐藤さんによれば明石の記録は少なくよく分からない所が多く、この箇所は、忍者者好きの司馬さんのアートな構成という解釈も一理ありです。次に②。佐藤さんによれば、司馬さんは本書で韓国・朝鮮を自分が思うことを比較的素直に書き、無理に全体的な整合性を取ろうとしない(翻訳しない)と言っています。これは深い洞察で脱帽しました2024/05/09

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