コロナ後の世界

個数:
電子版価格
¥1,500
  • 電子版あり

コロナ後の世界

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月03日 08時51分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163914589
  • NDC分類 304
  • Cコード C0095

出版社内容情報

カミュ『ペスト』に描かれた大人の市民像から、国民を無気力化する政治まで――社会の病毒をえぐり、再生への道筋を示す真の処方箋!

内容説明

“コロナ・マッチョ”、反知性主義、正常性バイアス、相互監視、医療崩壊、縁故主義、『1984』的ディストピア、後手に回る政治…「生きている気」がしなくなる国で―なぜ日本はここまで劣化したのか?社会の病毒をえぐり、再生への道筋を示す真の処方箋!

目次

1 コロナ後の世界(隣組と攻撃性;パンデミックとその後の世界 ほか)
2 ゆらぐ国際社会(トランプとミリシア;アメリカ大統領選を総括する ほか)
3 反知性主義と時間(日本のイディオクラシー;酔生夢死の国で ほか)
4 共同体と死者たち(倉吉の汽水空港でこんな話をした;自戒の仕掛け ほか)

著者等紹介

内田樹[ウチダタツル]
1950年東京生まれ。思想家、武道家、神戸女学院大学名誉教授、凱風館館長。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。専門はフランス現代思想、武道論、教育論など。『私家版・ユダヤ文化論』で小林秀雄賞、『日本辺境論』で新書大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

52
ブログ記事や色々な媒体に発表した文章を大幅に加筆の上にまとめた論集。かような時局的なタイトルになったのは、<いくつかの論考が今回のパンデミックで可視化された日本社会を深く蝕んでいる「病毒」を扱っているから>。最終章に、大瀧詠一・橋本治・加藤典洋・吉本隆明という、4人の死者へ向け書かれた文章を収録。<この論集は「尖った言葉が行き交う現代日本社会を憂えて、人に親切に接しようとしている男が、思い余ってつい『尖った言葉』を口走ってしまう」典型的な事例としてお読みいただければと思います>と、相変わらずの内田節だ。⇒2023/01/06

ヒデミン@もも

47
隣組と攻撃性のようなことがコロナ禍の初期に身近でも起こった。人間って変わらない学ばないと感じたが、コロナ禍で私達が気がついたことも多い。普通の日常生活の大切さなど。大学がオンライン授業になってから脱落する学生が少なくなったそうだ。オンラインの方が個々に識別できて、社会的承認欲求が得やすいらしい。確かに大学の大きな教室でひっそりと姿を消すのは容易いかも。自宅に八割型読んでない本を飾ってる話しも面白かった。2022/10/08

36
「歴史家は『起きたこと』については『それはなぜ起きたか』を説明してくれるが、『起きでもよかったのに起きなかったこと』については『なぜ起きなかったのか』を教えてはくれない。」(p63)「政治家が『文句があれば次の選挙で落とせばいい』とか『みそぎは済んだ』というような言い回しを好むのは、直近の選挙結果が政策の適否を判定する最終審級であり、歴史的な審判などというものは考慮するに及ばないと彼らが本気で信じているからである。」(p218)2023/06/23

さきん

32
政府のコロナ対策は後手に回ってしまい、著者がずっと携わってきた大学改革も院生の割合減少、研究そのものの減少によって、失敗したといえるが、官僚の論理だと何か動いた、新しく委員会を設立した、コストを削減したことが成功の定義なので、常に成功という扱いになってしまう。それを咎めるデータを持った研究は少なく、政治家もマスコミも弱みを握られていて踏み込めない。コロナはあらゆる問題をより明るみに引っ張る力があったと思った。2021/12/03

tokko

27
コロナが私たちに突きつけた問題は大きくて多い。その最たるものは我々は危機的状況に弱いという事実だった。誰もがつらいこの異常事態で、政治家を筆頭に「自分のことしか考えていない」人々がこの国の大半を占めるようになってしまった。自由が制限されてしまった時にどうすれば自分の自由だけを優先して最大化することができるか、ということを言い募る人を多く見たように思う。これから年を経て収束に向かうのだろうが、この大人災は我々が語り継いで後世が同じ轍を踏まないようにしなければならないだろうな。2021/11/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18682485
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品