海神の子

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海神の子

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  • サイズ 46判/ページ数 381p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163913872
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

明の海寇を父に、日本人を母に生まれた福松は、台頭する清に抗い、海に居場所を求めて闘い続ける。鄭成功の半生を新たな形で描く。

内容説明

海賊“鄭家”の頭をつとめる母の迎えによって、平戸から大明国へ渡った福松。鄭家は、割拠する海賊や東インド会社を下して東アジアの海を支配するが、清軍の侵攻により明は滅亡の危機に。新皇帝と明の復興を目指す福松は、その功により名誉ある姓名を与えられ、さらに大きな野望に燃えるが―明日をも知れぬ海賊が、どこにもいられぬ者たちのために戦う。『国性爺合戦』のモデルとなった英雄・鄭成功を描く。

著者等紹介

川越宗一[カワゴエソウイチ]
1978年、大阪府出身。龍谷大学文学部史学科中退。2018年、「天地に燦たり」で第二五回松本清張賞を受賞。19年刊行の『熱源』で第九回本屋が選ぶ時代小説大賞、第一六二回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

255
国姓爺鄭成功が悩み多き優しき英雄として描かれます。明から清へと変わる激動の時代の中で、揺れ動き立ち向かう鄭家一団がとことんダイナミックです。信念に従い突き進んだ男の生き様が熱く切ない。その熱源に集まる男たちも更に熱い。でも、海の女神媽祖の異名を持つ母が最も豪傑で印象に残ります。2021/10/20

starbro

225
直木賞受賞作『熱源』に続いて、川越 宗一、2作目です。「国性爺合戦」のモデルとなった英雄・鄭成功の物語は、初読です。本書は、読み応えのあるハード・ボイルド歴史小説でした。 https://books.bunshun.jp/articles/-/6366?ud_book2021/07/23

とん大西

136
北京陥落-皇帝は自害した。清が興った。天命が革まったのか。明の官吏となり鄭家を守る…根なし草の若者の儚き希望。霧消した刹那に起こった覚醒。海賊の子・福松…中国人の父に日本の母。生まれ育った平戸を後に母と向かった先は斜陽の老大国『明』。国性爺合戦の英傑は如何にして英傑鄭成功となりえたか。民族のアイデンティティと私の葛藤が絡みあう書きっぷりが相変わらずお見事の川越さん。福松、鄭成功、国姓爺、朱成功、鄭森…母がつけた名、民衆が呼んだ名、皇帝から賜った名。戦い続けた彼の人生。はたして彼は何者として死んでいったか。2021/07/25

のぶ

109
ひたすらに戦いの物語だった。1600年代前半に平戸で生まれ、日本名、福松と呼ばれた鄭成功の生涯を描いた物語。幼い頃は平戸で過ごすが、7歳のときに父の故郷中国の(当時、明)福建に移った。鄭家は、割拠する海賊や東インド会社を下して東アジアの海を支配するが、清軍の侵攻により明は滅亡の危機に陥る。野望を胸に明の復興を目指し、戦を繰り返す。この人物の事は全く知らなかったが、英雄として国姓爺とも呼ばれ、歌舞伎の演目にもなっているようだ。面白かったが、多くを中国が舞台となっているのでやや馴染みにくい作品だった。2021/07/08

ずっきん

77
日本人を母に、海賊を父に持つ、台湾の英雄、国性爺こと鄭成功の一代記。ていねいに紡がれる史実の波を、陸であぶれた者たちが居場所を求めて縫うようにうごめく。特にヒーローの造形のなんと哀しいこと。そういえば『熱源』もそうだった。時代になぶられ、それでも生きようともがく人間たちを見届けたくて、ぐいぐいと読まされる。ただ、史実がていねいな分、物語としてはちょっと物足りなかった。出自の大胆な設定も活かしきれてないような気がした。2021/11/26

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