本心

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本心

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  • サイズ 46判/ページ数 449p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163913735
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

『マチネの終わりに』『ある男』と、ヒットを連発する平野啓一郎の最新作。
 舞台は、「自由死」が合法化された近未来の日本。最新技術を使い、生前そっくりの母を再生させた息子は、「自由死」を望んだ母の、<本心>を探ろうとする。
 母の友人だった女性、かつて交際関係にあった老作家…。それらの人たちから語られる、まったく知らなかった母のもう一つの顔。
 さらには、母が自分に隠していた衝撃の事実を知る――。
 ミステリー的な手法を使いながらも、「死の自己決定」「貧困」「社会の分断」といった、現代人がこれから直面する課題を浮き彫りにし、愛と幸福の真実を問いかける平野文学の到達点。
 読書の醍醐味を味合わせてくれる本格派小説です。

内容説明

ロスジェネ世代に生まれ、シングルマザーとして生きてきた母が、生涯隠し続けた事実とは―急逝した母を、AI/VR技術で再生させた青年が経験する魂の遍歴。四半世紀後の日本を舞台に、愛と幸福の真実を問いかける、分人主義の最先端。『マチネの終わりに』『ある男』に続く、平野啓一郎最新長編!

著者等紹介

平野啓一郎[ヒラノケイイチロウ]
1975年、愛知県生まれ。北九州市出身。1999年、京都大学法学部在学中に投稿した『日蝕』により芥川龍之介賞受賞。以後、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。2020年からは芥川賞選考委員を務める。主な著書は、小説では『決壊』(芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)『ドーン』(ドゥマゴ文学賞受賞)などがある。2016年刊行の長編小説『マチネの終わりに』(渡辺淳一文学賞受賞)は累計58万部を超えるロングセラーとなった。2019年に映画化。2018年に発表した『ある男』で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

466
平野 啓一郎は、新作中心に読んでいる作家です。本作は、カズオ イシグロにインスパイアされたのでしょうか、近未来ママっこ男子VF譚でした。肉親であっても本心は、誰も解らないし、本人でさえも自分の本心を解らないかも知れません。 https://k-hirano.com/honshin2021/06/15

ウッディ

244
平野さんらしい簡潔で美しい文章で紡がれた近未来の物語は、日本の明日を考えさせるとともに、読書の楽しさを教えてくれたような気がする。VR技術、自由に死ぬ権利、格差社会など、難しいテーマを扱いながらも、シンデレラストーリーのような物語としての面白さもあった。底辺を生きる朔也や三好のこちら側と富める者達のあちら側について、悔しいけれど、いつかあちら側に行けるかもしれないという希望を持てるから、なくならないでほしいと呟く三好の言葉が印象的だった。久々に出会えてよかったと思える一冊でした。2021/11/28

まちゃ

225
「自由死」が合法化された近未来の日本。石川朔也は、母の死後に孤独と喪失感から立ち直れず、AIで再現された生前そっくりの母を再生させて「自由死」を望んだ母の本心を探ろうとする。母の友人・三好彩花、かつて交際関係にあった老作家・藤原亮司が語る知らなかった母の一面。アバター・デザイナー、イフィーとの出会い。それらを通じて、朔也は悲しみから立ち直っていく。朔也の内省が多く、共感出来るところ、出来ないところありましたが、それでも親子、命、格差や人とのつながりを考えさせる興味深い物語でした。2021/06/26

bunmei

214
生と死を連綿と繰り返してきた人の営みの中で、自分の存在意義を問う重厚なテーマで綴られた読み応えある長編。平野作品らしい切り口で、登場人物それぞれが心の内に秘めた苦悩の中で、人生哲学を訴えかけてくる。また近未来を舞台にしながらも、相も変わらない、見降ろす立場と見降ろされる立場の人々の格差社会に対する痛烈な批判も伺える。『自由死』を希望しながら亡くなった母の本心に執着し、母をVFで復活させ孤独感を埋めようとする主人公には共感はできないが、「もう十分」という母の言葉が、重いキーワードとなって語り掛けてくる。 2023/12/16

うっちー

213
近未来の社会の中に、芥川賞作家の本心が描かれていました2022/02/12

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