内容説明
キャッシーと呼ばれる一人のいじめられっ子少女がある地方都市にいた。アイドルの存在を救いとして、自らなりたいと強く憧れる。彼女に不思議な“ちから”が宿り、遂にその夢は叶う。運命の渦に飲み込まれそうになりながら、人々との出会いと別れ、さまざまなドラマを経て、巨大なクライマックスに向かっていくのだった。キャッシーの運命は…
著者等紹介
中森明夫[ナカモリアキオ]
三重県生まれ。作家。アイドル評論家。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
183
以前から気になっていた中森 明夫、初読です。本書は、著者版『キャリー』&『シンデレラ』、アイドル・ファンタジー・ホラーでした。実際のAKBのエピソードも織り交ぜていて、AKBブームが下火になった今だからこそ、出版出来たのかも知れません。 https://books.bunshun.jp/articles/-/6060?ud_book2021/02/15
toshi
7
何だか良く分からない小説。 田舎の女の子がアイドルを目指す物語かと思ったら、ファンタジのような展開になったり・・・。 テレビを見なくなったので、キャンディーズ以降のアイドルは知らないけれど、何かのパロディになってるのか? ストーリはそれなりに有るけれど、なんなんだこれは? そしてなにより「彼女は」とか「キャッシーは」と書けば良いところ「おまえは」と一人称にしてるところが気持ち悪い。何故三人称じゃない? 読まなきゃ良かったとまでは思わないけれど、絶対にお勧めはしない。2025/01/26
fukafkacraft
5
やばい!これは反則!実際のアイドルとファンの現状にしっかり重ね合わせた設定や展開が刺さりまくる。AKBはどうでもいいが、乃木坂がデビュー当初どれだけ努力して人気を確立していったかを知る身としては、中盤前から嗚咽が止まらない!2021/05/19
jolly
4
ぶっ飛びつつも途中まではおもしろかったんですよ。最後のぶっ飛びに振り落とされちゃいました… でも、きっとそれがいいんだと思います。 2021/05/14
ムーミンママ
4
青春×SFミステリー? ストーリー的にハチャメチャなんだけどグッとくるものがある。推し!!を応援するって気持ちが良くわかる。ただカナ表示してあるし ちゃんと《フィクション》となってはいるけれど名前(芸名含む)を書かれているアイドルがいるのは ちょっと宜しくないかな。。2021/03/28