三國連太郎、彷徨う魂へ

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三國連太郎、彷徨う魂へ

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  • サイズ 46判/ページ数 216p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163911922
  • NDC分類 772.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

老いて演じられなくなることを死ぬことよりも恐れていた三國連太郎。役者としての自身を厳しく追求し続けたその生涯を描く。

内容説明

日本映画史に燦然と輝く役者・三國連太郎。彼が死の淵まで語っていたすべて。

目次

第1章 波瀾を歩く
第2章 「愚劣なもの」の記憶
第3章 父のこと、母のこと
第4章 「五社協定違反第一号俳優」
第5章 芝居に生きる
第6章 鉄の意志
第7章 セックスほど滑稽なものはない
第8章 死の淵より
第9章 浩市

著者等紹介

宇都宮直子[ウツノミヤナオコ]
ノンフィクション作家。1991年『神様がくれた赤ん坊』で作家デビュー。医療、人物、教育、スポーツ、ペットと人間の関わりなど幅広いジャンルで活動。中でもフィギュアスケートの取材・執筆は20年以上にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gtn

25
「僕は、僕以外の人間に時間がもぎ取られるのは我慢できない」と、ことあるごとに自分がエゴイストであることを強調する三國。以前から、氏から怖いくらいの凄みを感じていたが、その理由が分かった。氏は人間を信じていない。その遺伝子は確実に子にも受け継がれている。2020/07/19

Isamash

22
作家宇都宮直子2020年発行著作。イメージ通りというかそれ以上でビックリ。14歳で学校に行かなくなり下田に停泊の船に乗り込み大陸に渡ったとか。日本に戻るも徴兵から逃げたが捕まり中国戦線に送られたが生き延びることだけを考える落伍兵で鉄砲は一度も撃たず。上官には殴られ続けたが仮病で病院送りとなり生き残ったとか。それでも腋の下を銃弾が貫通し傷痕跡が今もあるとか。俳優としては阪大卒という偽経歴で松竹からデビュー。しかし出演料高い東宝にも出演し東映,大映,日活にも出演。五社協定違反第一号で大手映画会社から追放された2024/03/17

都人

4
日本映画は詳しくないので、私には観光バスでよく見た「釣りバカ日誌」のスーさんのイメージしか無いが。面白く拝読した。巻末に添えられた息子の佐藤浩市氏との思い出話、味わいのある、印象深い一章に思えた。2020/10/30

chuji

2
久喜市立中央図書館の本。2020年4月初版。初出「オール讀物」2008年11月号、09年7月号、10年7月号・12月号、11年5月号・8月号・11月号、15年3月号、書き下ろし。個性的な役者さんでした。2020/07/06

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