出版社内容情報
実はパーティ好き、実は気を使いすぎ、実は新らしモノ好き……専門の空間人類学をベースに京都人を分析する。
内容説明
「一見さんお断り」はサービス精神の裏返しだった!「遠回しなモノ言い」は「よそさん」への気づかい?「いけずな町」に飛び込んだ外国人学者、「悪戦苦闘」の30年。
目次
プロローグ 京都とマリと空間人類学
第1章 京都人コード(京ことばはむずかしい!;「ぶぶ漬け」は本当にあるのか ほか)
第2章 いけずな京都が私の居場所(京都の一見さんお断り、その本意は?;京都のいけず体験 ほか)
第3章 揺れる京都(京町家はだれのもの;職人文化が支える京都 ほか)
第4章 京町家の謎(鴨川等間隔の法則;植木鉢でナワバリを誇示する ほか)
第5章 京都イノベーション(豆腐屋のキムチ;イノベーションは婿養子から ほか)
著者等紹介
サコ,ウスビ[サコ,ウスビ] [Sacko,Oussouby]
1966年、マリ共和国の首都バマコ生まれ。高校卒業後、国費留学生として中国に留学。北京語言学院で一年間中国語を学んだ後、南京市にある東南大学で建築学を専攻。卒業後、大学院に進み、建築設計を専攻したが、91年に来日。京都大学大学院工学研究科の修士課程を経て同大学院建築学専攻博士課程修了、博士(工学)。2001年に京都精華大学人文学部講師。02年に日本国籍取得。13年同学部教授、学部長。18年に京都精華大学学長に就任。アフリカ系としては初めて日本の大学の学長となった。フランス語、英語、中国語、そして関西弁を流暢に話す。20年10月より「サンデーステーション」(テレビ朝日系)に出演中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。