内容説明
2017年夏、31歳の若さで協会会長に就任した太田さんは、フェンシングを「ベンチャースポーツ」と位置づけ、意欲的な組織運営で観客動員を大幅に伸ばすなど、スポーツ団体の中で大きな存在感を見せています。本書は、その若き会長の奮闘記であり、変革の指針としての「25のアイデア」が盛り込まれています。この一冊で、あなたのビジョンは大きく変わる!
目次
0 会長就任前夜
1 準備→スタート
2 大会改革1(2017年)
3 大会改革2(2018年)
4 観るスポーツとして
5 「地上戦」を丁寧に
6 副業・兼業モデル
7 強化と未来
著者等紹介
太田雄貴[オオタユウキ]
1985年11月25日京都府生まれ。小学3年でフェンシングを始める。種目はフルーレ。平安高校時代にインターハイ3連覇。高校2年時に全日本選手権優勝。2008年北京五輪男子フルーレ個人で銀メダルを獲得、日本フェンシング界史上初の五輪メダリストとなる。2012年ロンドン五輪男子フルーレ団体でも銀メダルを獲得し、2016年リオ五輪後に現役を引退。2017年6月に日本フェンシング協会理事に就任すると、同年8月からは会長となり、現在2期目。2018年12月には国際フェンシング連盟副会長にも就任している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きみたけ
45
著者は2008年北京五輪男子フルーレで初の五輪メダリスト、その後31歳の若さで日本フェンシング協会会長に就任した太田雄貴氏。フェンシングを「ベンチャースポーツ」と位置づけ、意欲的な組織運営で観客動員を伸ばすなど、スポーツ団体の中で大きな存在感を見せている若き会長の奮闘ぶりを振り返った一冊。太田氏が実行した変革のための25のアイデアを紹介。最大の功績は、マイナーなフェンシングを「観るスポーツ」として確立したこと。選手としてはもちろん、メダリストになった後の協会での立ち居振る舞いは素晴らしいと感じました。2025/04/27
サイド
10
太田さんの熱量、行動力がすごい。「Athlete Future F irst」って良いビジョンだなぁ。5年後、10年後に理解されるような取り組みじゃないと遅いって考え方はもっと早く学んでおきたかった。2021/03/19
復活!! あくびちゃん!
4
「スポーツ競技の団体(協会)って大したことしてないなー」という印象がガラリと変わった本。執行部をスリム化したり、外部の専門家を登用する等、色々な角度から様々なアイデアを出している。また、アイデアを出すだけでなく、その実行力も素晴らしい。これだけの種類とボリュームのものをこの短期間で実行するのは、一般的な経営者以上の能力とリーダーシップだと思う。ただし、この本も編集だ全くダメ! 分かり易いのが、本文中にあるビズリーチに掲載されていた文章とその他の文章を読み比べれば一目瞭然である。出版社は反省すべし!!2020/01/14
anken99
3
少し前の著作だが、太田選手が太田会長となり、さまざまな改革に取り組み始めたころのあれこれをわかりやすく例示。このタイミングで読むと、パリ五輪での大躍進が、この斬新かつ地道な取り組みの賜物であったことがよくわかる。他のスポーツの協会では問題の多いところも少なくないわけだが、こういった取り組みの数々はぜひ参考にしてもよいのではないかと思う。2025/03/31
アーサー
2
さくっと読めておもしろい。 太田さんの人脈の広さと行動力が素晴らしい。小説としてもっと細かい内容も読んでみたい。2021/08/03