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べらぼうくん

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  • サイズ B6判/ページ数 200p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163911052
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

「水たまりをのぞいたら、そこに映っていたのは青い空だった―」未来なんて誰にもわからないのだ。万城目ワールド誕生前夜を描く極上の青春記であり、深く静かに届けたい人生論ノート。

目次

第1章 べらぼうくん、浪人する(名物講師、反面講師;グッバイ、ローニン)
第2章 べらぼうくん、京大生になる(都のかほり;世界を見るのよ LOOK WORLD ほか)
第3章 べらぼうくん、就職する(工場ぐらし;前職は経理マン ほか)
第4章 べらぼうくん、無職になる(東京;私の才能 ほか)

著者等紹介

万城目学[マキメマナブ]
1976年、大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。化学繊維会社勤務を経て、2006年に第四回ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

326
万城目 学は、新作中心に読んでいる作家です。大学受験から作家デビューまでの自伝的エッセイ、楽しく読めました。著者は、東レの社員だったようですね。東京本社への転勤辞令が、作家 万城目 学を誕生させたとは思いませんでした。2019/11/15

いつでも母さん

224
万城目氏、面倒くさい!が率直な感想(笑)大学受験不合格から浪人1年、京大合格、下宿生活の後めでたく就職、そして小説家を目指すにあたり退職、無職生活からの小説家デビューまで氏の面白くも可笑しいエッセイ也。『私は単にひとつのことしかできない人間なのだ。』クク・・それにしても万城目さんの管理人日誌、デビューがならなかったとしたらそれからの日々をやはり、ぼんぼんの管理人として過ごしていたのかな?ご両親の懐の大きさよ。2019/11/06

ウッディ

217
鴨川ホルモーなど奇想天外な小説を生み出し続ける万城目さんの頭の中ってどうなっているの?という好奇心で手に取ったエッセイ。浪人~大学~サラリーマンを経て、作家になるまでの回顧録でした。娘と息子の中高の先輩であり、娘には大学の先輩にもなる万城目さん、大阪人で化学会社に就職した自分も親近感がわきまくりでした。とは言え、色々違った結果が、大作家と一読者という現在です。追い詰められても何とかなるという鷹揚さで乗り切った経験が、ハチャメチャだけど、きちんと物語になっているという彼の作品に表れているような気がしました。2020/08/24

修一郎

144
応募締め切りの前日にワープロ原稿がパソコンで読み取れることに気づかなければ,鴨川ホルモーは世に出なかったわけで,今頃は万城目税理士事務所とか万城目地所とかで成功していたかもしれない。大学一浪したりメーカー就職で地方工場の独身寮に入ったりだとかの経歴が同じで親近感だ。「この世で一番いやな仕事はビルの管理人です」ってとこで腹抱えて笑った。ぶっとんだ作品が持ち味だと思っていたら,御自分で選び取ったジャンルだったことも知って驚き。でも,やっぱりぶっとんだ作品を期待しますね。自意識過剰な私小説はいらないので。 2019/12/16

hiro

137
万城目さん(単独)の本を読むのは14冊目で、もちろんザ・万〇〇のエッセイも既読。そのため、この本の内容も既に知っているところもあったが、改めて万城目さんの浪人、大学生、会社員、そして無職の時代を順番に、『べらぼうくん青春記』として大変楽しく読めた。人の一生をエッセイにすれば、この青春の時代がエッセイが一番面白く読めると思う。もちろん続編として作家となったべらぼうくんの、この後を時系列にそって書いたエッセイも読みたいが、それ以上にホルモーや鹿男を超える万城目さんのとびっきり面白い長編小説を期待したい。2019/12/23

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