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出版社内容情報
最後の十七年間を支えた著者が、健さんの肉声を元に綴る、出逢い、二人の生活、撮影秘話……初めて明かされる素顔。
内容説明
死して5年。人知れず2人で暮らした17年の日々。孤高の映画俳優が最後に愛した女性による初めての手記。
目次
序章 僕のこと、書き残してね―高倉健からの宿題
第1章 高倉健への旅のはじまり(映画俳優の高倉と申します―香港での出逢い;行ってらっしゃい。後ろを見て!―パシフィックホテルにて;その縁のあった人は、とても好いていた人でした―深夜の国際電話 ほか)
第2章 時を綯う―寄り添った日々(時を綯う;サプリメントの店を出そうかと思ったんだ―“薬屋健さん”と呼ばれて;食事中は急かされたくない―食卓八か条 ほか)
第3章 言葉の森―作品、共演者、監督のこと(ああいうのがスターっていうんだよ―片岡千恵蔵、萬屋錦之介、石原裕次郎;芝居なんかするどこじゃなかった―『八甲田山』の真実;台詞が飛んでしまいました―『八甲田山』の驚き ほか)
第4章 Takakura’s Favorite Movies
著者等紹介
小田貴月[オダタカ]
1964年、東京生まれ。女優を経て、海外のホテルを紹介する番組のディレクター、プロデューサーに。96年、香港で高倉健と出逢う。2013年、高倉健の養女に。現在、高倉プロモーション代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鉄之助
217
この1冊を読み、高倉健の晩年に、突然現れた「養女の謎」が、少しは解けたのではないか、と私は思った。彼のすべての遺産を相続し、親族に何の断りもなく遺品を次々と処分した、として世間から批判を受けていた著者。高倉との出会いから始まって、映画製作に絡めて彼の一生を淡々と描いていた。極力、私情を排し事実を伝えようとする姿勢に共感。それを象徴する巻末の年譜が良かった。高倉健が、「高倉健」であるために、没後の”始末”一切を取り仕切るため、彼が17年かけてつくった最後の作品が「小田貴月」だった、気がしてならない。続く→2020/01/12
あすなろ
79
僕の大好きな健さん。その映画鉄道屋での評価は、あれだけ寡黙な演技で人を感動させる俳優にこそ賞をだった。そういう健さんの晩年を家の中から書き表した一冊。僕はそれにつき健さん特有のベールに囲われた私生活が剥がされたという想いは毛頭なく、逆に知りたく興味深かった。ただ、巷で話題となっている養女になったという筆者につき、どういう存在なのかが奥歯に物が挟まった様で気になる。それは、出逢いが不自然なのと、健さんの彼女への要求は沢山書かれているが、彼女と健さんが心の何を欲したかや貰ったが奇妙な程書かれていないからである2020/11/15
fwhd8325
58
高倉健さんが亡くなって、早6年になるんだと気がつく。亡くなったあと、突然現れた養女がこの著者です。ファンだった私は、妙なスキャンダルにだけはなって欲しくないと願っていました。幸い、当初の騒ぎほど、この養女が語られることなく、高倉健のイメージは壊れることなく存在していると思います。この著書を信じるのではなく、高倉健という国際的スターが、確かに存在していたことを感じるだけでいいのだと思います。2020/03/31
kuma
26
小田剛一と高倉健 プライベートと映画俳優 小田貴月さんには、読後も何かモヤモヤした感じが、残っています。2020/02/27
Kaz
23
高倉健。本名、小田剛一。その養女、小田貴がによる数々のエピソードが追憶のように語られる。東映の任侠映画でスターになった健さんだが、八甲田山からは路線を変えて日本を代表する映画俳優となっていった。 父の高校の先輩にあたり、同校では仰木監督と並び超有名なOB。母は健さんのお父上を何度も見かけたという。雲の上の人なんだけど、案外身近に感じている。 健さんが好きな映画が感想と紹介されている。「ニューシネマパラダイス」、「愛と宿命の泉」、「グランブルー」、「ゴッドファーザー」、これらは私も好きな映画。2021/06/07