出版社内容情報
イスラエルとの極秘交渉。日朝平壌宣言の内幕。金正恩が粛清を続ける意外な理由。北朝鮮外交を裏の裏まで熟知する著者が全てを書く。
内容説明
核開発の舞台裏、イスラエルとの極秘交渉、日朝平壌宣言での敗北、張成沢処刑の真実…金正恩が激怒した衝撃の手記。歴代最高位の亡命外交官が人生を賭けて全てを明かす!
目次
脱北後に見た世界
第1部 平壌心臓部の内幕(核兵器開発はこうして始まった;対イスラエル極秘ミサイル交渉;金正日と小泉純一郎;アメリカの真意は見抜かれていた;金正恩の変節と粛清;亡命前夜、金正哲との六一時間)
第2部 南北統一へ(陸軍中野学校が教科書だった;「地上の楽園」の実像;金王朝の崩壊が始まった)
私の罪と償い
著者等紹介
太永浩[テヨンホ]
1962年平壌市生まれ。74年に平壌外国語学院英語科入学。76年、少年留学生として北京市第五十五中学校に。78年に北京外国語大学附属中学校英語科に転校した後、80年に帰国。同年、外交官養成大学である平壌国際関係大学に入学。同校を卒業した84年、再び中国の北京外国語大学に留学。88年に帰国し、外務省(外交部)に入省。駐デンマーク北朝鮮大使館三等書記官の在任中には、金正日から「金日成尊名時計」を贈られる。その後、ヨーロッパ局イギリス及び北欧課長、同局副局長兼部門党書記などを経て、13年より駐英北朝鮮大使館公使。15年にはエリック・クラプトンのライブを見にイギリスを訪れた金正哲を61時間にわたってアテンドした。16年、長男に対して帰国命令が出たことを機に脱北を決意し、妻子とともに韓国へと亡命。亡命した元北朝鮮外交官の中では最高位に当たる。韓国では一貫して南北統一に向けて活動し、18年に『三階書記室の暗号 北朝鮮外交秘録』が韓国で発売されると、3週間で10万部を超えるベストセラーとなる
李柳真[イユジン]
ソウル大学言語教育院にて韓国語を学ぶ。行政機関を中心に翻訳、通訳を数多く経験
黒河星子[クロカワセイコ]
京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。韓日・英日翻訳者
鐸木昌之[スズキマサユキ]
1951年生まれ。政治学者。専門は北朝鮮政治。76年慶應義塾大学法学部政治学科卒業。同大学院法学研究科博士課程在学中に、韓国延世大学校社会科学大学院へ留学。駐中国日本大使館専門調査員、聖学院大学政治経済学部助教授、尚美学園大学総合政策学部教授などを務める。著書に第5回アジア・太平洋賞特別賞を受賞した『東アジアの国家と社会3 北朝鮮―社会主義と伝統の共鳴』(東京大学出版会)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
南北
チェアー
梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」
ランラン
NoControl