デカルトからベイトソンへ 世界の再魔術化

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デカルトからベイトソンへ 世界の再魔術化

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  • サイズ A5判/ページ数 450p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784163910215
  • NDC分類 401
  • Cコード C0098

出版社内容情報

17世紀、デカルトとニュートンのパラダイム成立によって、世界から魔術が失われた。

貨幣による資本主義と合理的な科学思考によってできあがった近代的な世界。

魔術は科学に置き換えられてしまった。しかし、科学的に再編成される過程で色あせていったパワフルな知を取り戻すために、今こそ「世界の再魔術化」が必要だ!



デカルト・パラダイムに反旗を翻し、1960年代のカウンター・カルチャーの空気をひっさげ、「世界の再魔術化」への道筋を探った知的冒険の書、待望の復刊!

オカルト学の山々を乗り越え、たどり着いたひとつのヒントはグレゴリー・ベイトソン。

ロボティクス、アンドロイド、VR的な現実世界の出現を前に、今こそ再読されるべき書。

内容説明

歴史的なパラダイムの変容を、鮮やかに描き出した名著復刊。近代科学の成立によって、世界から魔術が失われた。大きなパラダイムチェンジを経て登場したのは、資本主義と科学思考によってできあがった単色の近代。しかし、あらゆる方面で行き詰まりが見られる現在、「世界の再魔術化」が必要だ。もっとカラフルでパワフルな、新しい物語を生きるために。

目次

序章 近代のランドスケープ
第1章 近代の科学意識の誕生
第2章 近代初期ヨーロッパの意識と社会
第3章 世界の魔法が解けていく(1)
第4章 世界の魔法が解けていく(2)
第5章 未来の形而上学へ向けて
第6章 エロスふたたび
第7章 明日の形而上学(1)
第8章 明日の形而上学(2)
第9章 意識の政治学

著者等紹介

柴田元幸[シバタモトユキ]
1954(昭和29)年、東京生まれ。1984年東京大学大学院英語英文学博士課程単位取得退学。米文学者・東京大学名誉教授。翻訳家。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞受賞。『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞受賞。トマス・ピンチョン著『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞受賞。翻訳の業績により早稲田大学坪内逍遥大賞受賞。アメリカ現代作家を精力的に翻訳するほか、著書も多数。文芸誌「MONKEY」の責任編集を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

春風

17
原題に見られるEnchanteは、魔法にかける、魅了するという意味。主体客体分裂的な隔たりを以って知を定義する現代社会に、主体客体のつながりを意識した融和的な知を取り戻そうと、ベイトソンを担ぎ上げ、ぶち上げた、一大パフォーマンス。西洋的“知”の変遷をパラダイムの形成に一役買った人物達を追いながら点検し、ベイトソン的全体論を持ち出しReenchantmentを提案する。主客融合的知はむしろ、日本の十八番であった筈なので、没入して、世界に参加するというのは、日本に於いては受容される素地があるのではなかろうか。2019/10/02

tokko

16
たいへん興味深い内容なんだけど、難しいです。デカルトからガリレオ、ニュートンへと続く精神の疎外にあまりにも慣れてしまっているので、何となくわかってもそれをどのように活用していいのかわかりません。(その発想自体が近代的なのかもしれないが)でもこの本には現代の抱える難解な問題を解決する「何か」が書かれているように感じます。2019/08/26

吟遊

11
80年代のポストモダンは「ノリが軽かった」。それよりは60年代のベイトソンのほうがよかった、と思えるかもしれないいまだからこその復刊。佐藤良明さんは巻頭コメントもさすが。だが、この本の内容、さほど目新しいだろうか?2019/09/19

kentaro mori

6
噂には聞いていたが、とても面白かった。人類は科学を知り、何を得て何を失ったのか。ベイトソン入門にばっちり。⚫️人類の歴史の九十九パーセント以上にわたって、世界は魔法にかかっていた。人間は自らをその世界の欠かせない一部として見ていたのだ。わずか四百年余りで、こうした認識がすっかり覆され、その結果、人間的経験の連続性、人間精神の全体性が破壊されてしまったのである。そればかりか、地球そのものがいまや破滅の一歩手前まで来てしまった。ふたたび魔法をよみがえらせることにしか、世界の再生はないように感じられる。2019/07/31

へのへの

5
読中、「エウレカ」っていう声が聞こえてきた。身体全体をこだましていた。ぐるぐるぐるぐると。そして、「私」の中に、落合陽一氏やきみょうなかっこうをした少女、金色の髪をした小さな王子さま、死体の断片を継ぎ接ぎしている青年、右腕と左足が機械鎧の少年と生きている鎧、さらに、日食や硝子のように透き通った伽藍、加えて、山奥の旧軍基地で向かい合う二人の少女や小島秀夫氏などの姿・形がぐるぐるぐるぐるしていた。そしてむろん、少女たちの中には、カメが、花が、渦巻いている。だから「私」は、伽藍の中の「くじら」の声に耳を澄ます。2020/01/13

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