出版社内容情報
メジャーへの夢をようやくかなえた菊池雄星。決して順風満帆ではなかった野球人生をつまびらかに綴った日誌が初めて公に。
内容説明
14年綴った野球ノート大公開!エースの苦悩・反省・目標。それを書き続けた先にメジャーがあった。
目次
第1章 スタートライン―中学、高校時代のノートから
第2章 葛藤―2013、2014年のメンタルトレーニングファイルから
第3章 トレーニング&ピッチング―2017年のノートから
第4章 MLBへのカウントダウン―2017年のルーズリーフから
第5章 ラストイヤー―2018年のノートから
著者等紹介
菊池雄星[キクチユウセイ]
1991年、岩手県盛岡市生まれ。小学3年生の時に野球を始める。盛岡市立見前中学校在学中には、盛岡東シニアでプレーし、左腕の投手として頭角を現す。東北選抜の一員として、全国制覇に貢献した。花巻東高校に進学し、1年時から全国高等学校野球選手権大会(甲子園)に出場。3年時には春の選抜高等学校野球大会に出場し、エースとして活躍、準優勝の成績をおさめた。夏の甲子園にも出場し準決勝まで進んだ。大会中、自己最速の154キロの記録も出した。2009年ドラフト1位で埼玉西武ライオンズに入団。16~18年に開幕投手を務め、17年は16勝でシーズン最多勝利を獲得。19年1月3日、MLBのシアトル・マリナーズへの入団を発表した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コダマ@ようやっとる!
10
菊池雄星がプロ野球選手になるために中2の冬から1日1時間かけてつけ始めた日記が写真と共に掲載されている本。その日記は最初は何気ない内容から始まったが、自分の気持ちを整理すること、未来の自分を想像して今の自分が間違った方向に行っていないかを想像するメンタルトレーニングと進化していった。①自己分析②チームとしての反省③感謝のきもち、からなる毎日続けられた日記はメジャーリーガーになるまで軌跡となる。2021/04/14
チョビ
7
あるメジャーリーガーの、目標を叶えるための様々な形態のノート。日記というかもう業務日誌に近いし、その記載方法もブラッシュアップすることにより、生活面や野球面で欲しいものをつかんで行く姿はすごい。一番変化が感じられるのは、彼にとって「いい」と思った先達が見つかり、新たなる行動するとき。それを境に子供っぽい字から大人な字にグレードアップして行く。名馬は名伯楽を知るし、それを手繰り寄せるのがうまい!だからこそ彼なのだろう。また焦らず彼を見守り続けた高校の先生や西武の監督、コーチにあっぱれを差し上げたい!2019/05/16
g750
4
甲子園で左の本格派として注目され、高卒メジャー行きを希望したが、断念しプロの道へ。ドラフト1位で入団するも、怪我に苦しみ、何年も結果は出ず。しかし日本を代表する投手へと成長し、12年後の今年メジャーへ挑戦する。数日程度なら同じメニューをこなせるかもしれないが、それを毎日、毎月、毎年続けることはとてもとても難しい。その支えが雄星ノート。自分と同じようなことに悩みながらも真摯に向き合い、工夫をし乗り越え、成長していく朴訥な青年の姿が垣間見えました。ぜひ引退後は西武のピッチングコーチをお願いします。2019/05/19
淳
4
書くことは自分を客観的に知ること。書いて明確にして、対策を考えて次へ進む。プロの壁を見事にブチ壊して、メジャーへ。泥臭さがすごく好き、メジャーで勝って欲しい!2019/04/26
Naomi
3
なんて不器用な青年だろう。でも自分の不器用さに対して真っ直ぐに向き合い、自分なりの改善策を編み出そうともがき続けている。そのもがく様を堂々と晒し続けてきた潔さがなんともかっこいいし、彼の解決策には普遍性もあると思う。ますます、これからも雄星を応援したくなった。2019/06/07
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