ヴィオラ母さん―私を育てた破天荒な母・リョウコ

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ヴィオラ母さん―私を育てた破天荒な母・リョウコ

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163909622
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ヴィオラ演奏家という職業を選び、音楽と家族を一途に愛する“規格外”の母リョウコの人生。リョウコに教えてもらった大切な事とは。「生きることって結局は楽しいんだよ」

音楽と娘と自分の人生を真摯に愛する規格外な母リョウコの

まるで朝ドラのような人生!



「リョウコ」とは、漫画家・ヤマザキマリの今年で86歳になる「規格外」な母親のこと。

昭和35年、リョウコが27歳の時、勝手に仕事を辞め、新設された札幌交響楽団で

音楽をやるため、半ば勘当状態で家を飛び出した。

新天地・北海道で理解者となる男性と出会い結婚するものの早逝され、

シングルマザーとしてふたりの幼い娘を抱えることとなる。



戦後、まだまだ女性が仕事を持つのが難しかった時代。

ヴィオラの演奏家という職業を選び、家族を守るために、大好きな音楽を演奏するために、

リョウコが選んだ道は平坦ではなかった。鼻息粗く自分の選んだ道を邁進し、

ボーダレスな家庭の中で子供を育てあげた破天荒・母リョウコの人生を、娘マリが語る。



見本となるような「いい母親」ではなかったけれど、

音楽と家族を愛し、自分の人生を全うする、ぶれないリョウコから

娘マリが学んだ、人生において大切なこととは?

昭和を駆け抜けたリョウコの波瀾万丈な人生!

ヤマザキマリ[ヤマザキ マリ]
著・文・その他

内容説明

生きることって結局は楽しいんだよ。音楽と娘と自分の人生を真摯に愛する規格外な母リョウコのまるで「朝ドラ」のような人生!

目次

第1章 リョウコが母になるまで
第2章 働く母、リョウコ
第3章 リョウコに教えてもらったこと
第4章 リョウコと衣食住
第5章 リョウコと家族
第6章 リョウコという母親

著者等紹介

ヤマザキマリ[ヤマザキマリ]
1967年東京都生まれ、北海道育ち。84年に17歳でイタリアに渡り、フィレンツェの美術学校で油絵と美術史を学ぶ。97年漫画家デビュー。その後、イタリア人の比較文化研究者との結婚を機に、シリア、ポルトガル、シカゴへ移住。現在は日本と北イタリアで暮らす。2010年に『テルマエ・ロマエ』(エンターブレイン)で第3回マンガ大賞、第14回手塚治虫文化賞短編賞を、15年に芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。17年にイタリア共和国星勲章コメンダトーレ綬章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

380
ヤマザキ マリは、新作(但し、漫画以外)中心に読んでいる作家です。以前から気になっていた著者の母親リョウコさんの物語、愉しく読みました。この母にしてヤマザキ マリありという感じです。著者の描く漫画の母親と写真の母親のギャップは、著者の主観のせいでしょうか?2019/03/20

trazom

217
抱腹絶倒。掛値なしに面白い。札幌交響楽団のヴィオラ団員を務めながら、シングルマザーとしてヤマザキマリさんを育てた母の物語。「人と違っていいんだ」「好きなことに邁進することが幸せなんだ」と、自らの生き様を通じてマリさんに示す母の姿は、建前と横並び意識に縛られている昨今の教育に対するアンチテーゼでもある。この破天荒な母の言動の数々が笑いに乗せて紹介されるが、マリさんは、そんな母の行動の裏にある本当の優しさや苦しさにもちゃんと気付いている。何度も笑い、それと同じくらい目頭が熱くなる…そんな心に沁みる一冊だった。2019/04/04

いつでも母さん

201
誰にでも『母』はいます。親子関係は時に面倒だったり、不思議な繋がりでもあったりするけれど、正解などありません。これはヤマザキマリさんの母・リョウコさんの生き様。ワイルドです。真似は出来ません。全身全霊で人生を謳歌し、等身大で子供にも向き合っています。育児日記を読むと『愛』に溢れていて胸が熱くなりました。間違いなくヤマザキマリさんはお母様のこどもですね。生きるって凄いよ!地球って楽しいよ!そんなことが伝わる一冊だと思いました。2019/04/08

あきぽん

175
母と娘はそっくりな生き方になるか正反対の生き方になるかどっちかだと聞いたことがあるけど、ヤマザキマリさんと母リョウコさんはそっくりですね。リスクをものともせず、自分が心底にやりたい仕事、好きな人に対して突き進む。本当かっこいいしあこがれます。2023/06/08

ネギっ子gen

125
『テルマエ・ロマエ」作者の母親・リョウコの話。「おわりで」にて、<(『サウンド・オブ・ミュージック』の)主人公であるマリア・フォン・トラップとは、もしかするとリョウコにとって理想の女性像だったのでないか>に納得。ま、多くの女性の憧れですよね。その母親を形容する言葉として、「破天荒な」「規格外の」「凄まじき」「北海道に生きる音楽の伝道師」等という表現を持ってくるところに、著者の思いが窺われる。31頁の、著者誕生時の育児日記。命名が「山崎まり」とある。著者の本名を知ったことで、さらに親近感が増したような……⇒2020/06/17

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