出版社内容情報
愛・神秘・言葉・歴史・悪・聖性の切り口をもとに、倫理的なキリスト教イメージを動的に刷新する、画期的キリスト教講義。『イエス伝』(2015、中央公論新社)などの著者であり、自らもキリスト者である若
松英輔さん。『トマス・アクィナス 理性と神秘』(2017、岩波新書)などの著作がある哲学者である山本芳久さん。
ともに同じ神父に学んだ二人が、中世哲学・神学の巨人トマス・アクィナスと、彼に影響を受けた近代日本の哲学者や文学者たちの言葉を読み解く。言葉・神秘・歴史・悪・愛・聖性の6つの切り口をもとに、静的で倫理的なキリスト教のイメージを動的に刷新する、
非キリスト者にも開かれた柔らかくも深遠な画期的キリスト教講義。
若松 英輔[ワカマツ エイスケ]
著・文・その他
山本 芳久[ヤマモト ヨシヒサ]
著・文・その他
内容説明
キリスト教はダイナミックだ。理性の動きを超えてゆく宗教の力動性が、愛、神秘、言葉、歴史、悪、聖性―6つの切り口から現代に開かれる。中世哲学の泰斗と魂の批評家。同じ神父のもとに集った二人が四半世紀の時を経て深めるキリスト教講義。
目次
序章 キリスト教とは何か
第1章 愛
第2章 神秘
第3章 言葉
第4章 歴史
第5章 悪
第6章 聖性
著者等紹介
若松英輔[ワカマツエイスケ]
東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授・批評家。1968年生まれ。慶應義塾大学文学部仏文学科卒業。「越知保夫とその時代 求道の文学」で三田文学新人賞、『小林秀雄 美しい花』(文藝春秋)で角川財団学芸賞受賞
山本芳久[ヤマモトヨシヒサ]
東京大学大学院総合文化研究科准教授。1973年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は哲学・倫理学(西洋中世哲学・イスラーム哲学)、キリスト教学。『トマス・アクィナス 理性と神秘』(岩波新書)でサントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
禿童子
Ayakankoku
さえきかずひこ
蛸