ドラフト未来予想図―イチロー、松坂、大谷…プロ野球12球団の成功と失敗

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ドラフト未来予想図―イチロー、松坂、大谷…プロ野球12球団の成功と失敗

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163909448
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0095

出版社内容情報

超一流の成長戦略を実践するのはどのチームか。プロ野球12球団の「成功と失敗」の歴史を分析、十年後を見据えた人材育成を考える。このチームが人を育てる!

プロ野球ドラフト会議では、毎年百人以上の将来有望な若者たちの運命が決まる。各球団はそれぞれの戦略に基づいて指名選手を選ぶのだが、広島、日本ハムなどの「勝ち組」と低落傾向にある阪神、オリックスなど、明暗はくっきりと分かれている。

西武→ドラフト巧者だが冒険心で劣る。ソフトバンク→高齢化対策は万全ではない。日本ハム→このチームは立ち止まらない。オリックス→高校卒のコーチがいない。ロッテ→成果主義が指名を萎縮させた。楽天→東北の大物に向かっていけるか。広島→ドラフトの成功で黄金時代へ。ヤクルト→外れ1位が幸運を呼ぶ。巨人→関係者に悪い人はいないけれど。DeNA→筒香の後継者を育てるべき。中日→高校生が大成できない土壌。阪神→金本ドラフトの明と暗……。

本書ではドラフト(新人補強)戦略に初めて着目し、新しいカテゴリーを創りあげた第一人者の小関順二が、12球団の試行錯誤の歴史、現有戦力の分析、未来への展望などを語り尽くす。

いま必要なのは将来性豊かな高校生か。即戦力の大学生&社会人か。ピッチャーのコマ不足を補うのか。強力打線を作り上げるのか。ビッグデータを活用するのか。スカウトの勘を信じるのか。

はたして、吉田輝星(金足農→日本ハム)や根尾昂(大阪桐蔭→中日)などの選択は正解なのか。答えは十年後に判明する。大ヒットシリーズ「プロ野球問題だらけの12球団」総集編&ドラフト速報版にして、人材登用&育成戦略のバイブル。

小関 順二[コセキ ジュンジ]
著・文・その他

内容説明

2018年の優勝チーム(西武、広島)の近未来は、天国か地獄か?「問題だらけ」シリーズの著者による超一流の人材育成戦略論。

目次

プロ野球2018年の現在地―イチロー、松坂、大谷がドラフトを変えた
12球団ドラフト戦略分析(埼玉西武ライオンズ;福岡ソフトバンクホークス;北海道日本ハムファイターズ;オリックス・バファローズ;千葉ロッテマリーンズ;東北楽天ゴールデンイーグルス;広島東洋カープ;東京ヤクルトスワローズ;読売ジャイアンツ;横浜DeNAベイスターズ;中日ドラゴンズ;阪神タイガース)
ドラフト1965~2018―人生で必要なことはすべてドラフトで学んだ
ドキュメント2018・10・25―吉田、根尾、藤原…高校生たちの未来予想図

著者等紹介

小関順二[コセキジュンジ]
スポーツライター。1952年、神奈川県生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。プロ野球の新人補強戦略の重要性に初めて着目し、「ドラフト」というカテゴリーを確立した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

17
過去のドラフトの総括的な面が強く未来予想図ではない感じがします。読み終わってから再読であることを知り、前回の感想が何度も読まないというものでしたので、自分自身がボケはじめているのかなと思いました。2021/03/04

katoyann

14
2018年刊。各球団のドラフト戦略の傾向分析とライターとしての著者の回顧録から成る。プロ野球で一定程度活躍できる選手はプロの18%である。その目安は打者なら500本安打以上、投手なら50勝以上。想像以上に厳しい。球団のドラフト戦略がユニークで最もうまいと評価が高いのが西武。ドラフトの主目的は戦力補強だから根本陸夫という辣腕を振るうスカウトがいたからこそ西武の黄金期が生まれた。また、江川卓の一件に代表されるようにドラフト制度を自チームに都合の良いように改革してきたのが読売である。裏の話が面白い。2023/12/29

スプリント

13
前半は各球団のドラフト戦略傾向の分析で後半は著者のドラフト研究の経緯が書かれています。 ドラフト戦略は各球団特色があって面白いですね。くじ運の違いもありますが日ハムは即戦力となる高校生の獲得に定評があります。2019/03/10

anken99

6
「ドラフト」を主軸にプロ野球を語り続ける小関氏の著作。2018年発行だが、十分まだ読める。各チームのドラフト戦略と結果の分析、これがなかなか面白い。日本ハム、ソフトバンクといったチームは、さすがと唸らせられる。古いところだと、阪急が山田、加藤英、福本の名球会トリオを1回のドラフトで指名した例もあるという。これは知らなかった。1年限りでなく、中期、長期という視点でチーム作りを考えたとき、ドラフト戦略が超重要なものなのだということが認識できた。余談だが、小関さんはもっと若い方だと思っていた。2020/11/09

金吾

5
ドラフトに非常に詳しい著者の本なので読んでいて面白いですが、結果論主体なので何度も読まないと思いました。2019/12/27

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