出版社内容情報
超一流の成長戦略を実践するのはどのチームか。プロ野球12球団の「成功と失敗」の歴史を分析、十年後を見据えた人材育成を考える。このチームが人を育てる!
プロ野球ドラフト会議では、毎年百人以上の将来有望な若者たちの運命が決まる。各球団はそれぞれの戦略に基づいて指名選手を選ぶのだが、広島、日本ハムなどの「勝ち組」と低落傾向にある阪神、オリックスなど、明暗はくっきりと分かれている。
西武→ドラフト巧者だが冒険心で劣る。ソフトバンク→高齢化対策は万全ではない。日本ハム→このチームは立ち止まらない。オリックス→高校卒のコーチがいない。ロッテ→成果主義が指名を萎縮させた。楽天→東北の大物に向かっていけるか。広島→ドラフトの成功で黄金時代へ。ヤクルト→外れ1位が幸運を呼ぶ。巨人→関係者に悪い人はいないけれど。DeNA→筒香の後継者を育てるべき。中日→高校生が大成できない土壌。阪神→金本ドラフトの明と暗……。
本書ではドラフト(新人補強)戦略に初めて着目し、新しいカテゴリーを創りあげた第一人者の小関順二が、12球団の試行錯誤の歴史、現有戦力の分析、未来への展望などを語り尽くす。
いま必要なのは将来性豊かな高校生か。即戦力の大学生&社会人か。ピッチャーのコマ不足を補うのか。強力打線を作り上げるのか。ビッグデータを活用するのか。スカウトの勘を信じるのか。
はたして、吉田輝星(金足農→日本ハム)や根尾昂(大阪桐蔭→中日)などの選択は正解なのか。答えは十年後に判明する。大ヒットシリーズ「プロ野球問題だらけの12球団」総集編&ドラフト速報版にして、人材登用&育成戦略のバイブル。
小関 順二[コセキ ジュンジ]
著・文・その他
内容説明
2018年の優勝チーム(西武、広島)の近未来は、天国か地獄か?「問題だらけ」シリーズの著者による超一流の人材育成戦略論。
目次
プロ野球2018年の現在地―イチロー、松坂、大谷がドラフトを変えた
12球団ドラフト戦略分析(埼玉西武ライオンズ;福岡ソフトバンクホークス;北海道日本ハムファイターズ;オリックス・バファローズ;千葉ロッテマリーンズ;東北楽天ゴールデンイーグルス;広島東洋カープ;東京ヤクルトスワローズ;読売ジャイアンツ;横浜DeNAベイスターズ;中日ドラゴンズ;阪神タイガース)
ドラフト1965~2018―人生で必要なことはすべてドラフトで学んだ
ドキュメント2018・10・25―吉田、根尾、藤原…高校生たちの未来予想図
著者等紹介
小関順二[コセキジュンジ]
スポーツライター。1952年、神奈川県生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。プロ野球の新人補強戦略の重要性に初めて着目し、「ドラフト」というカテゴリーを確立した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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