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出版社内容情報
自分の手でマイホームを建てる。大工経験ゼロで無謀な夢へ突進したアラフォーカメラマンの六年にわたる悪戦苦闘セルフビルドの記録。
阪口 克[サカグチ カツミ]
著・文・その他
内容説明
一軒家まるごとDIY!材木を買って、切って、組み立てて、屋根も壁も床も天井も自分で作る。
目次
第1章 建築前夜(2007~2009)
第2章 準備に奔走する(2010)
第3章 刻んで建てて(2011)
第4章 屋根という悪夢(2012・1~2012・5)
第5章 壁工事のち迷走(2012・6~2012・9)
第6章 泥沼地獄のち壁工事(2012・10~2012・12)
第7章 ついに屋内へ!(2013)
第8章 ひたすら壁と天井(2014)
第9章 キッチン、風呂、ストーブ(2015)
第10章 3月31日の引越し(2016)
著者等紹介
阪口克[サカグチカツミ]
1972年、奈良県生まれ。帝京大学文学部卒業、日本写真学園第二研究科卒業。2年間の広告写真スタジオ勤務を経て、オーストラリア大陸1万2000kmを自転車で一周。帰国後フリーカメラマンに。得意分野は旅行、アウトドア、園芸など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばんだねいっぺい
30
人間一度は、家をセルフビルドしたいと思うはずってそんなこともないか(笑)赤ちゃんが犬を抱き締めるぐらいに成長するまで奥さんと二人三脚で行った家づくりの奮闘の日々。家の話は、やっぱり家族の物語になるんだな。阪口さん、あなたは、偉いよ。2018/12/01
おかむら
25
素人がマイホームをDIYで! 一軒家にこんなに多種多様な木材を使うなんて知らなかったよ! 作業工程が迷走につぐ迷走。建っちゃうと見えない部分、防水シートや断熱材や水道配管やらに悪戦苦闘するくだりが面白い!完成した 薪ストーブのある平屋のおうちがとてもいい感じ(隙間風が吹いて薪ストーブだけじゃ寒いらしいが)。2019/03/03
yyrn
19
山小屋ならまだしも、普通の一般住宅を素人が建てられるものなのか?と思い読んでみた。やはり毎日勤めのあるサラリーマンではなくフリーのカメラマンが妻や友達を巻き込んで、工務店とも仲良くなって仕事の合間に取り組む話だが、それでも細切れ作業とならざるを得ず、また素人の悲しさで段取りが悪く、重量物の荷揚げも、玄関ポーチの生コン打設も、下水管の勾配も、すべてが大変だったことがわかる。500万円で3LDKを建てたが、着工直前に生まれた娘が小学校に入学するころに完成するとはさすがに思わなかっただろう。待てた奥様は立派だ。2019/04/22
さすらいのアリクイ
12
写真家の著者が約6年かけて自分と奥さん、娘さんの3人が暮らす家を自分たちで作った記録の本。家作りの話に必ずついてくるお金の話は最初の方で少し出てくるだけで、あとは家を建てる土地を買うという段階から設計、木材加工、屋根、壁、窓、玄関、上下水の設備など家に必要なものを近所の人や知り合い、プロの人の力を時々借りながら作り家を建てていく、という内容。著者の方は冒険家的な気質と、家作りに必要な知識や経験を貪欲に習得していく姿勢やセンスがあり、奥さんは著者自身が家作りすることにOKを出すが口も出す。しかも的確に。2020/01/07
まろまろ
9
未経験者が一人で家を建てるとは。初心者には工程のほとんどに予想外の苦労が伴う。 それでも例えば集成材を使わず自然素材でいくとは、ステキな頑固親父だ。 持つべきものは、ネット環境と手を貸してくれる 仲間か。そして天然漫才を繰り広げる家族。ラストの光景は 胸にジーンときた。 阪口さんのことだから、これからも誰もが驚くセルフサムシングをやってくれることだろう。 2020/03/03