草原のコック・オー・ヴァン 高原カフェ日誌(ダイアリー)〈2〉

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  • サイズ B6判/ページ数 362p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163908861
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

ひとり営む高原のカフェもようやく地域に認められた奈穂。もと人気ロックバンドの青年がやってきたことである決断を迫られる。東京の出版社をやめ、百合が原高原にカフェを開業した奈穂。

シンプルなベーコンサンド、百合根のポタージュ、チキンのコンフィ…

地域の女性の助けや励ましを得て、地元の食材を活かしたメニューを生み出す日々は、

モラハラ夫との離婚で疲弊した奈穂に生きる力を取り戻してくれた。



背水の陣で始めたカフェも二年目を迎え、地域の人々にも認められてきた。

村役場で働く涼介との出会いにも支えられ、穏やかな日々を過ごす奈穂の前に、

ワイン醸造の夢を抱く、元人気ミュージシャンの青年が現われる。

世間を騒がせた過去を持つ彼の出現は、静かな高原の町を揺さぶり、

この地で自立することを決意した奈穂にひとつの決断を迫る――。



名物のローストビーフ、林檎入りのカトルカール、ケータリングの洋風おせち、

そして優しい味わいのコック・オー・ヴァン(鶏の赤ワイン煮込み)。

読むだけで美味しく幸せになるご飯のパレード、人の機微を繊細にやさしく掬い取るドラマが静かな感動を呼ぶカフェ物語。



『風のベーコンサンド 高原カフェ日誌』(文春文庫)に続く、人気シリーズ第二弾。

柴田 よしき[シバタ ヨシキ]
著・文・その他

内容説明

挫折の果てに高原へとやってきた、元ロックバンドのギタリスト。音楽を捨て、ワインを造る―そう決意した孤独な青年の心を、奈穂の料理はどう変えるのか?大好評!「高原カフェ日誌」シリーズ第二弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紅はこべ

179
今回も美味しそうなメニュー満載だったけど、どちらかというと経営者目線の話が多かった。元夫がクズだったせいか、奈穂はいい男に恵まれている。もし先に大地に出会っていたら…と空想してしまった。カンの恋人と真貴は別人だよね。奈穂と涼介の2人だけのシーンはちょっと気恥ずかしかった。このシリーズ続くとしたら、消費税増税で苦しむところも描かれそう。2019/09/30

machi☺︎︎゛

144
高原カフェ日誌の続編。百合が原の生活にも少しは慣れて充実した毎日を送っていた奈穂。田舎だから色々お節介を焼く人や噂を立てる人、窮屈だなと感じる部分もあるけれど菜穂はそれを上手くかわす方法もわかってきて毎日楽しそうで安心した。今回も沢山の美味しそうな料理が出てきて飯テロだった。ひよこ牧場の南が言っていた、命を育んでその命を奪って食べる。というここの台詞が印象的だった。2021/09/23

のぶ

141
高原の清々しさが伝わって来るような気持ちの良い本だった。東京の出版社を辞め、原高原にカフェ「ソン・デュ・ヴァン」を開業した、バツイチの奈穂を取り巻く人たちとの触れ合いを描いた作品。そのカフェで出される料理のおいしそうな事や、地元のワイナリーでワインの醸造を目指す森野大地。村役場で働き、後に恋人となった村岡涼介ら登場人物が皆、好人物なのが心地良い。これらの人たちに支えられて物語は進む。タイトルの「コック・オー・ヴァン」は鶏の赤ワイン煮のことらしいが、それらが非日常を感じさせるのにぴったりの作品だった。2018/11/05

モルク

122
高原カフェ日誌の続編。元人気ロックバンドのギタリストが、祖父母の故郷で葡萄を栽培しワインを作るために移住してくる。なかなか訳ありで、まわりもざわつく。同じ東京出身ということもあり、その彼にもやさしく接し差し入れをしたりする奈緒。やっぱり田舎あるあるの誤解を受け噂がたつ。村岡さんという恋人もいるんだから、特に気を付けなくちゃあいけないのに…知り合って日も浅くそんなに話した訳でもないのに「友人です」と言い張るのは不自然。まわりに理解ある友人がいてくれて、村岡さんとも遂に…。ベーコンサンドの田中さん存在感すごい2021/09/28

星落秋風五丈原

116
東京から草原にやってきてカフェを開いた周囲から「真面目すぎる」と言われるヒロインの2年目。地元の人が温かくて出てくる料理がとてもおいしそう。2018/10/25

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