日本代表を、生きる。―「6月の軌跡」の20年後を追って

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日本代表を、生きる。―「6月の軌跡」の20年後を追って

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  • サイズ B6判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163908458
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0095

出版社内容情報

日本がW杯初出場を果たした九八年フランス大会から二十年。当時の選手やスタッフが歩んだ様々な人生を丹念に辿るノンフィクション。1998年フランスW杯を戦った「日本代表」の物語は終わっていなかった。

W杯初出場の扉をこじ開けた者たちの、それから。



日本代表がW杯初出場を果たした歴史的な1998年フランス大会から20年。当時の日本代表、スタッフはどうしているのか? 様々な人生を歩みながら、彼らは今もあの経験と向き合い続けていた――。



著者が選手スタッフ39人に取材して、初出場した日本のフランス大会を克明に描いた『6月の軌跡』(文藝春秋、のち文春文庫)から20年。W杯ロシア大会を前に、あらためて当時のメンバーにインタビューをし、W杯の扉を開いて以降、それからの人生を追った。

驚いたことにカズをはじめまだ現役である選手が6人もいる他、指導者になった者もいれば、変わらずサッカー界で働くスタッフもいた。彼らの目に今に浮かぶ光景とは。



かつての代表チームを追って、全国に取材行脚をした力作ノンフィクション。登場するのは、岡田武史、中山雅史、井原正巳、名波浩、城彰二、三浦知良、北澤豪、中田英寿、小野伸二、川口能活、楢?正剛、相馬直樹、呂比須ワグナー、岡野雅行、森島寛晃、山口素弘、市川大祐、秋田豊、名良橋晃、中西永輔、小島伸幸、平野孝ほか

増島 みどり[マスジマ ミドリ]
著・文・その他

内容説明

岡田武史、中山雅史、井原正巳、名波浩…98フランスW杯選手・スタッフ39人インタビュー。1998年フランスW杯を戦った「日本代表」の物語は終わっていなかった。

目次

序章 2016年11・12月「旅の始まり」
第1章(宮崎 井原正巳・アビスパ福岡監督;本郷 斉藤俊秀・U‐16日本代表コーチ ほか)
第2章(新横浜 山口素弘・名古屋グランパスアカデミーダイレクター;二子玉川 名良橋晃・SC相模原ジュニアユース総監督 ほか)
第3章(渋谷 福林徹・フランスW杯チームドクター;町田 相馬直樹・FC町田ゼルビア監督 ほか)
第4章(バンクーバー 浦上千晶・フランスW杯栄養アドバイザー;桜新町 小村徳男・サッカー解説者/サッカースクールSKYコーチ ほか)
終章 2018年3月「旅の終わりに~仙台にて中田英寿と~」

著者等紹介

増島みどり[マスジマミドリ]
1961年、神奈川県鎌倉市生まれ。学習院大学卒。スポーツ紙記者を経て、97年よりフリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文藝春秋)でミズノスポーツライター賞受賞。法政大学スポーツ健康学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しいたけ

113
1998年W杯フランス大会を戦った選手・スタッフ39人を取材し出版された『6月の軌跡』。それから20年。彼らのその後の人生を再び取材した本。あの経験とどんなふうに向き合い生きてきたのか、それぞれの真摯な時間に熱い感動がある。選手だけではない。様々なスタッフもまた、あの日の続きの人生を生きている。日本代表とは血の通い合った家族だと話す。終わらない家族だと表す。離れていてもお互いが経験する天国と地獄をリスペクトする、友情以上のものが垣間見れる。今年のW杯日本代表の礎は、未だ這いつくばって生きる彼らなのだ。2018/07/06

penguin-blue

38
日本が初めてW杯に出場した仏W杯の日本代表の選手全員と共に戦ったスタッフへのインタビューで構成された名著「6月の軌跡」から20年の時を経て彼らの「今」とあれからの「想い」を取材した一冊。W杯に出るのが当たり前に語られる今と異なり、薄氷を踏むような予選を戦って、初めて切符をつかんだW杯。グループリーグでも一勝もできなかったけれど彼らが試行錯誤し、持ち帰った達成感と喪失感とをこの25年間、噛みしめながらバトンをつないだからこそ今の代表があり、私も彼らがスタートだったから今でもサッカーを観ているのだと思う。2023/01/16

アキ

15
98年フランスW杯代表25人全員が、今もサッカーに携わっている。2018年現役プレーヤーが6人、Jリーグの監督、S級ライセンス取得者12人。20年後の今をインタビューしても、みんなやはりあの時に想いが及び、原点であると。その中で最終メンバーからはずされた北澤の「過去に生きる、ではなく過去を活かす。自分はずっとそう考えてきました」という言葉は障害者サッカーの普及という実践が伴っていて、かっこいい!最後に三浦カズと中田ヒデの言葉が欲しかったな。全敗だったけど、魂のこもったいいチームだったなあと今振り返れる。2018/07/31

13
熱い言葉の数々に酔いしれる(98W杯に直接関係ないものも含め)。サッカーが好きでよかった▼斎藤俊秀「湘南出身でもないし育ったクラブでもなかったけれど、これだけ自分を愛し、応援してくれる人たちがいる」▼山口素弘「43試合信じて、44試合目は信じないのですか」▼岡田武史「ジョホールバルで開き直ってから、遺伝子のスイッチが入って、あの瞬間から人生が変わったんだと考えるようになった」▼小野剛「誘惑に克つのは唯一夢だけ」2018/11/12

おくてつ

10
ロシアW杯を前に、20年前の初出場となったフランスW杯日本代表に関わった人たちの今をスポーツライターの増島みどりさんがインタビューで綴る。 同世代だったり、ちょっと上の人だったり。日本のサッカー界を切り拓いていった人たち。2年前だけど、まだみんなサッカー界に携わっているのがいいよね。肩書変わっても今でも変わらないでしょう。 98年当時、グランパスから唯一選ばれた平野が、あの事件を人生の糧として語っていて、当時フリューゲルス所属だった素さんと楢﨑がグランパスの肩書で語っているのも歴史の1ページだよな。2020/02/02

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