わがクラシック・スターたち―本音を申せば

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163906553
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

渥美清や植木等、喜劇人たちの素顔から、ニコール・キッドマン礼賛、定点観測する夜のラジオまで。「週刊文春」好評エッセイ19弾。

内容説明

すぐれた人々が、なぜすぐれているか―若い人はもう知らない。いま見ても輝いている名優たち。テレビやラジオを盛んにした昭和30年代の良き友人たち。とっておきのエピソードで綴った2016年のクロニクル。「週刊文春」好評連載単行本化第19弾。

目次

舞台や映画を“語る”むずかしさ
初詣でと水爆
わがクラシック・スターたち
静かに暮したいが…
遠い日の青空
世代ということ
「キャロル」とP.ハイスミス
アカデミー賞と体力
映画を見る環境は
大滝詠一・再デビュー〔ほか〕

著者等紹介

小林信彦[コバヤシノブヒコ]
昭和7(1932)年、東京生れ。早稲田大学文学部英文学科卒業。翻訳推理小説雑誌編集長を経て作家になる。昭和48(1973)年、「日本の喜劇人」で芸術選奨文部大臣新人賞受賞。平成18(2006)年、『うらなり』で第五十四菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

115
小林さんのこのシリーズは文庫本で最初から読み直しているのですが、図書館に最新の単行本があったので借りてきました。矢張り映画などの話題が昔と比べて多くなっている感じです。クリント・イーストウッドがすきなのですね。「ハドソン川の奇蹟」についてかなり語られているのと、二コール・キッドマンのファンなのですね。シャーリーズ・セロンと並んで美女の典型なのでしょう。私も好きなので楽しめました。2017/11/06

kinkin

92
2016年1月から12月にかけ『週刊文春』に連載されたエッセイ集。昔の映画のこと、最近の映画のこと、渥美清のこと、喜劇について、映画「ゴーストバスターズ」、「ダーティーハリー」のこと、政治のこと、2020年東京オリンピックについて、本のこと。いろいろなことが書かれている。観たことのない映画や、知らないことを連載中も知ることが多い。出てくる映画を観てみたいと思いつつ、ほとんど観ていない。新刊が出る必ず読むシリーズ。2017/07/16

fwhd8325

33
小林信彦さんは「日本の喜劇人」「テレビの黄金時代」など、テレビ、芸人にまつわる著作も多く、若い頃は、こうした著作を手にしながら、その方面の関心を高めたものでした。流石に、小林さんも年をとられ、同じような話題が続くのも仕方ないところでしょうか。ただ、どうしても、あの頃というように振り返ってみたり、今と比べてしまうのは、私自身も、同じ傾向にあると思います。新しいものをなかなか受け入れられず、あの頃はと語るのも、幸せなんだと思います。2017/10/11

もりくに

23
小林信彦さんが、「週刊文春」に書いている19冊目のクロニクル。タイトルとなった「わがクラシック・スター」は ジェームズ・ギャグニーとケイリー・グラント。(残念ながら、未見なので…)クリント・イーストウッドが、ギャグニーを尊敬しているとのこと。小林さんのイーストウッドの評価も高い。当然、「ダーティーハリー」シリーズも、「長らく消えていた超人(?」)が動き出す映画と高く買っている。最近の「ハドソン川の奇跡」も、製作・監督イーストウッドの奇跡と讃える。映画館で、映画を見続けた人の映画史は、示唆に富む。2017/08/01

信兵衛

22
クロニクル的エッセイ、第19集。毎年恒例の楽しみです。2017/06/29

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