内容説明
“パパ”日夏、“ママ”真汐、“王子”空穂。わたしたちの心をかき立てるのは、同級の女子高生三人が演じる疑似家族。時代を切りひらいて来た作家、最新にして最高の傑作!
著者等紹介
松浦理英子[マツウラリエコ]
1958年、愛媛県松山市生まれ。青山学院大学文学部卒業。78年「葬儀の日」で第47回文學界新人賞を受賞しデビュー。94年『親指Pの修業時代』で女流文学賞、2008年『犬身』で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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出版社内容情報
日夏と真汐と空穂。女子高生3人の〈ファミリー〉とそれを見守る同級生たち。3人の均衡の中で生まれるドラマを巧みに語る傑作長編。日夏(ひなつ)と真汐(ましお)と空穂(うつほ)。
夫婦同然の仲のふたりに、こどものような空穂が加わった。
私立玉藻(たまも)学園高等部2年4組の中で、
仲睦まじい3人は〈わたしたちのファミリー〉だ。
甘い雰囲気で人を受け入れる日夏。
意固地でプライドの高い真汐。
内気で人見知りな空穂。
3人の輪の中で繰り広げられるドラマを、
同級生たちがそっと見守る。
ロマンスと、その均衡が崩れるとき。
巧みな語りで女子高生3人の姿を描き出した傑作長編。
松浦 理英子[マツウラ リエコ]
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