1984年のUWF

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  • サイズ B6判/ページ数 411p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163905945
  • NDC分類 788.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報

1984年に設立されたUWF。そこに関わる男達、アントニオ猪木、タイガーマスク、前田日明、藤原喜明らの愛憎入り乱れる物語。プロレスか? 格闘技か?





現在のプロレスや格闘技にまで多大な影響を及ぼしているUWF。新日本プロレスのクーデターをきっかけに、復讐に燃えたアントニオ猪木のマネージャー新間寿が1984年に立ち上げた団体だ。アントニオ猪木、タイガー・マスクこと佐山聡--、新間にとって遺恨はあるが新団体UWFにはふたりの役者がどうしても必要だった。UWF旗揚げに関わる男達の生き様を追うノンフィクション。佐山聡、藤原喜明、前田日明、?田延彦……、彼らは何を夢見て、何を目指したのか。果たしてUWFとは何だったのか。この作品にタブーはない。筆者の「覚悟」がこの作品を間違いなく骨太なものにしている。



【目次】

序章 北海道の少年

第1章 リアルワン

第2章 佐山聡

第3章 タイガーマスク

第4章 ユニバーサル

第5章 無限大記念日

第6章 シューティング

第7章 訣別

第8章 新・格闘王

第9章 新生UWF

第10章 分裂

終章 バーリ・トゥード



あとがきにかえて ?VTJ95以降の中井祐樹

[特別付録]1981年のタイガーマスク





【著者プロフィール】

柳澤健(やなぎさわ・たけし)

1960年、東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、メーカー勤務を経て、文藝春秋に入社。編集者として「Number」などに在籍し、2003年にフリーライターとなる。07年に処女作『1976年のアントニオ猪木』を発表。著書に『1985年のクラッシュ・ギャルズ』『1993年の女子プロレス』『日本レスリングの物語』『1964年のジャイアント馬場』『1974年のサマークリスマス 林美雄とパックインミュージックの時代』がある。

柳澤 健[ヤナギサワ タケシ]

内容説明

佐山聡、藤原喜明、前田日明、高田延彦。プロレスラーもファンも、プロレスが世間から八百長とみなされることへのコンプレックスを抱いていた―。UWFの全貌がついに明らかになる。

目次

北海道の少年
リアルワン
佐山聡
タイガーマスク
ユニバーサル
無限大記念日
シューティング
訣別
新・格闘王
新生UWF
分裂
バーリ・トゥード

著者等紹介

柳澤健[ヤナギサワタケシ]
1960年、東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、メーカー勤務を経て、文藝春秋に入社。編集者として『スポーツ・グラフィックナンバー』などに在籍し、2003年にフリーライターとなる。07年に処女作『1976年のアントニオ猪木』(文藝春秋)を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nonpono

53
今、様々なプロレスラーのyoutubeがあるが、わたしが好きなのは前田日明とブル中野である。わたしがプロレスの歴史の生き証人になれたと思うのは、1987年の後楽園ホール、UWFから出戻った前田日明が長州力の顔を後ろから蹴り、新日本プロレスを解雇される試合を生で見たことである。11歳だった。そんなドラマの萌芽が本書である。1984年にアントニオ猪木の側近の新間寿を中心に旗揚げした団体。猪木が来るというのに猪木は来ず。蹴りや関節技中心の団体。それからの90年代のK1や格闘技につながる団体の夢と夢の離散の物語。2024/10/21

slider129

53
本屋で懐かしい”UWF”の文字が目に飛び込めば、反射的に手に取らない訳がないw 昔Uを知ろうと関連本を読み漁ったことを思い出す。昭和末期から平成にかけて生まれたUが、平成が終わる今の評価を知りたくて購入。ほぼ既知の内容で再確認する感じだったが、フロントの裏事情や、その後の総合ブームから現在へと続く部分で、いくつかのミッシングリンクが繋がりました。佐山寄りに纏めれば前田が悪者にされがちだが、二人がUで出会い試行錯誤を重ねた結果、誰もが夢見た総合格闘技が現代に生まれたと、彼らを体験した自分は証言したいと思う。2017/02/12

Y2K☮

50
今のファンは多分早い段階でプロレスと格闘技を分けている。私は違う。長い間プロレスを真剣勝負と信じていた。時折首を傾げつつ。その違和感の排除に挑んだのがUWF。でもその実態は格闘技寄りのプロレスで彼らが批判した猪木さんと大同小異。Uが総合格闘技というジャンルの土台を築いたのは事実だし、その点で前田日明の功績は素晴らしい。でも格闘家としての評価は別物。桜庭や船木らとは異なり、彼はプロレスファンの期待を背負った真剣勝負を戦ってない。ガチを装ったUの人気の陰で正当に評価されなかった格闘家の事も忘れたくない。名著。2017/02/21

sas

41
面白かった。タイガーマスクの華麗なプロレスを経て、UWFの真剣勝負に熱狂した世代には、知りたいような、知らないほうが良かったような真実。UWFは結局、格闘技っぽいプロレスに過ぎなかったのだ。参加したメンバー、佐山、前田、藤原、高田達それぞれのの人間模様が面白い。プロレス・格闘技に関する考え方も方向性も何もかもが違う男達が束の間に集った夢だったのだろう。ファンも真剣勝負という虚構の世界に熱狂していたのだ。ただ、UWFがあったことで、次の総合格闘技の時代に引き継がれていった。2017/07/29

ちろたろう

39
何はともあれ、Uのテーマ、キャプチュード、あの会場の熱狂と興奮は間違いなかった。プロフェッショナル、プロの定義は色々あるが、実際に練習で作り上げたことも怪我や不幸な事故の危険と背中合わせなことは確かで、簡単なことではない。そして結局はプロレスのリングに戻ってくる。2018/01/10

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