カブールの園

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163905938
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

サンフランシスコで暮らす移民三世のレイは、旅の途中にかつて日系人収容所であった博物館を訪れる。日本と世界のリアルがここに!

宮内 悠介[ミヤウチ ユウスケ]

内容説明

わたしたちの世代の最良の精神はどこにあるのか。日系アメリカ女性のレイ(玲)は、過去への旅に出る。SF界の異才による、リアルな世界の“いま”

著者等紹介

宮内悠介[ミヤウチユウスケ]
1979年、東京に生まれる。92年までニューヨーク在住。早稲田大学第一文学部卒。2010年に「盤上の夜」で第1回創元SF短編賞の最終候補となり、選考委員特別賞(山田正紀賞)を受賞。同作を表題とする『盤上の夜』は、直木賞候補作となり、日本SF大賞(第33回)特別賞を受賞した。第二作の『ヨハネスブルグの天使たち』も直木賞候補作となり、日本SF大賞(第34回)特別賞を受賞。2013年には「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

173
宮内悠介は、新作中心に読んでいる作家です。芥川賞候補になった表題作を含む中編2作。今回の芥川賞受賞作「しんせかい」は未読なので、何とも言えませんが、表題作よりも、著者の自伝的作品「半地下」の方が評価は高いと思います。「半地下」が候補になっていたら、芥川賞受賞もあったかも知れません。特に選考委員が、WWF的ギミックが好きであれば・・・宮内悠介が今後、SF路線で行くのか、純文学路線で行くのか気になります。2017/03/07

かみぶくろ

134
SFで有名な宮内悠介さんが描く純文学。日系アメリカ人のアイデンティティ・差別・ルーツ・言語継承みたいなテーマが自分には縁遠く、共感を持って入り込むのがなかなか難しかった。筆致もどこか淡々としていて、なんだか低体温。とはいえ、多感な子供時代をアメリカで過ごした筆者の実感にはかなりの説得力があり、テクノロジーな要素も交えたりで読み応えはある。「私たちの世代の最良の精神」というワードも耳に残った。その所在は全く検討も付かないが、自分ではないどこかの誰かに宿ってくれればいい、という答えに頷く。2017/02/08

ダイ@2019.11.2~一時休止

116
中編2編。SF純文学?。宮内さんはいろんなジャンルに手を出していくのか?個人的にはイマイチ、初期の頃のようなSFがいいんですがねぇ・・・。2017/02/02

吉田あや

74
日系三世として生まれた女性の人生の一端を切り取る〈カブールの園〉。世界で通じやすいよう互換性があった方がいいと「レイ」と名付けられたが、日本をルーツに持ちながらもアメリカで育ち、日本への馴染みのないまま呼ばれるその名前に抱える違和感のように、どの場所もしっくりと馴染むことなく孤独と孤立を深め、学校で受けた理不尽な扱いからPTSDを抱えたまま大人へと時間を進めた。現実を母にも打ち明けられず、千夜一夜の如く毎夜面白可笑しく語り聞かせる話も相まって、現実と虚構の境界線は日々ぼやけていく。(⇒)2020/07/31

Shintaro

69
どちらかというと芥川賞向きな中編2編、カブールとは直接関係なかったですね。両編とも米国在住の日系3世や移民の子の物語。作者の体験に根差しているのか、異邦人性や差別、両言語に関する考察など、扱っているモチーフはニシカナに似ている。だけど無理矢理オチをつけたり感動を盛ったりしない分、僕はニシカナより宮内サンのほうがしっくりくるな。宮内サンについていくよ。直木賞選考委員は気をつけたほうがいい。列に並んでいるジイサン、バアサンの順番に気を取られてたら、芥川賞に持っていかれるぞ。何しろあっちは年齢関係なしだからな。2017/10/30

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