再発!それでもわたしは山に登る

電子版価格
¥1,223
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

再発!それでもわたしは山に登る

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163905884
  • NDC分類 786.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ガンが再発。ガンマナイフ治療に抗がん剤。体は辛くても海外登山に講演に、最後まで明るく精力的に活動した著者の記録。がんに冒されながらも明るく前向きに人生を楽しんだ、世界初の女性エベレスト登頂者・田部井淳子。

山を愛し、夫を愛し、人々との出会いを大切にしたかけがえのない日々。

2016年10月20日、亡くなる5日前の病室で「みなさん本当にありがとう!!ありがとう!!百万遍もありがとう!!」と書き残した。

がんの再発から、ガンマナイフ治療、あらたな抗がん剤の使用、海外登山に、講演会と精力的に過ごし、7月の東北の高校生の富士登山プロジェクトが最後の登山となった。

病室で、打つ手はないとわかりつつも来月、そして来春の予定まで考え続けていた著者の姿勢に心打たれる感動の手記。



山の同志であり人生のパートナーであった夫・田部井政伸の話も収録。



★目次

予 兆

転 移

ガンマナイフ治療

ソコトラ島最高峰ハジハル山

新たな抗がん剤

抗がん剤治療開始

怖いもの知らずの女たちin長崎

エベレスト四十周年感謝の会

夫と

ガンマナイフ治療終了

オマーン最高峰ジュベル・シャムス南峰

独特の哲学を持つ先生

スマトラ島最高峰クリンチ山

中 国

怖いもの知らずの女たちin佐渡

最後の富士登山



淳子のこと 田部井政伸

田部井淳子 海外の主な登山歴

田部井 淳子[タベイ ジュンコ]

内容説明

人生が終るそのときまで、人と山を愛した世界初の女性エベレスト登頂者、がん闘病と登山の記録。

目次

予兆
転移
ガンマナイフ治療
ソコトラ島最高峰ハジハル山
新たな抗がん剤
抗がん剤治療開始
怖いもの知らずの女たちin長崎
エベレスト四十周年感謝の会
夫と
ガンマナイフ治療終了
オマーン最高峰ジュベル・シャムス南峰
独特の哲学を持つ先生
スマトラ島最高峰クリンチ山
中国
怖いもの知らずの女たちin佐渡
最後の富士登山

著者等紹介

田部井淳子[タベイジュンコ]
1939年、福島県三春町生まれ。登山家。世界初の女性エベレスト登頂者・世界初の女性七大陸最高峰登頂者で、76カ国の最高峰に登頂した。20~40代女性のための山の会MJリンクの呼びかけ人。山岳環境保護団体NPO法人日本ヒマラヤン・アドベンチャー・トラスト(HAT‐J)の設立から関わり、2014年まで代表を務めた。2016年10月20日午前10時、腹膜癌のため享年77にて永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アッキ@道央民

59
エベレストに女性初の登頂を果たした田部井淳子さんのエッセイの続編。ガンの再発、脳への転移。それだけでも気持ちが萎えてしまいそうな所なのにこの人は、全力で自分の好きな事を楽しむために辛い事も多々あったであろう治療しながら、いやむしろ好きな山登りを楽しむための治療だから辛いと思わず生活の一部になっていた印象。理解ある旦那さんなど周りの人にも恵まれていたと思うな。死の直前まで好きな山に登り続けた田部井さんの生き方から学ぶ事は多い。最後の最期に『百万遍のありがとう』と皆に言えるような生き方しなきゃね。2020/10/22

ネムコ

38
見事に生ききった田部井さん。心からの拍手を送りたい。それにしても、「病気なのに」以前に、毎日のスケジュールが凄い! 連日の講演、取材、イベント。その合間に登山。それも日本国内にとどまらず、ソコトラ島、スマトラ島、中国…。「病気になっても、私は病人じゃない」の言葉が田部井さんの人柄を表わしている。2018/03/31

ichi

28
結末がわかっているだけに、読み進めていくのが辛くて苦しかった。同じ東北の方で、実際お会いしたことがあった田部井さん。表裏なくとても気さくな方でした。抗がん剤治療をしながら亡くなる3ヶ月前まで登山が出来ていたことを知り、本人にしてみれば幸せな人生を全うでしたのだ。と思います。亡くなる5日前に筆談した「みなさん本当にありがとう!!百万遍もありがとう!!」という写真が載っていて、思わず涙してしまいました。2017/03/26

みよちゃん

15
田部井さんの再発から、最期に旦那様に看取られながら逝かれた方の、見事な登山家の本でした。私も同じ病で同じ病院で入院、治療したので、田部井さんの山への思いより、治療への姿勢に心うたれました。そして旦那様の結婚という考え方、妻への愛に胸打たれました。再発はしていませんが、いつか死が訪れる迄打ち込めるものがある事を、今できる事を考えて生きたいと思います。2017/02/12

モモ

13
登山家の田部井さんのガン闘病記。「治療をするために生きるのではなく日常生活をおくるために治療をするんです」という言葉が印象に残りました。自分が出来る限りの日常生活を最後まで送っていた田部井さんにエールをおくりたいです。2017/08/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11255431
  • ご注意事項