別府倫太郎

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別府倫太郎

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163905860
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0093

出版社内容情報

五歳で全身性の脱毛症を発症し、腎臓病も抱える少年。故郷、学校、病…ネット新聞等に発表し大きな話題を呼んだ珠玉の文章の数々。 新潟県在住の別府倫太郎君は十四歳。五歳のときに円形脱毛症により全身の毛が抜けてしまった。さらに七歳で小児ネフローゼを発症。ステロイド治療のためムーンフェイスとなる。小学校2年生とき、学校に行かないことを選択した。

その後、インターネット新聞『別府新聞』を開設。別府新聞社の社長として、地域の話題の取材にでかけたり、自分のことや周囲のことをエッセイとして発表するようになった。次第にその瑞々しい文章の魅力が評判を呼び、知られるようになった。



本書は『別府新聞』で発表した文章と、『別府新聞』を休止して以後に発行する個人雑誌『文藝雪月花』などに掲載したエッセイ、日記、小説、詩のほか、別府君の文章が大好きだという吉本ばなな氏との対談も収録。

別府 倫太郎[ベップ リンタロウ]

内容説明

五歳で全身性の脱毛症を発症し、腎臓の病気も抱える雪国の少年。小学校で「学校に行かない」ことを選んだ著者が、自ら作ったインターネット上の新聞「別府新聞」などで発表した瑞々しい文章の数々。

目次

1(別府社長の手帖;雪国くらしの手帖;雪国のなつ;僕のサッカーボール;別府社長の手帖;呼吸という思想;別府社長の手帖)
対談 別府倫太郎×吉本ばなな
2(作文;日記;エッセイ;詩;小説)

著者等紹介

別府倫太郎[ベップリンタロウ]
2002年生まれ。個人誌「文藝雪月花」を執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夕暮

9
14歳の少年の、正直な気持ちが綴られています。病気になってしまった誰にもぶつけられない悔しさ、それにともなう心ない言葉の数々、学校にいかないことの決意、家族への愛と敬意。別府さんが書くということに出会えてほんとうによかった。生きることについて考えさせてくれる哲学書。2017/06/27

まみか(再登録)

6
小学校三年生の頃から、学校には一日たりとも行かなかった、2002生まれの新潟在住の男の子、別府くんの生きてきた道。また、あなたの本と沢山、出会えますように。夏バテで思うように動けない、今だからこそ、すごく励みになりました。有難う。2017/08/15

Yuko

3
最初の文章「そこに居る光」は10歳のもの。小学生でこんな風に考え書き表すことができるのかと本当に驚いた。12歳時のいじめついての考察「いじめはある」も、普通の大人をはるかに超えている。多少読みにくい記述もあったが、書くこと、考えることをやめないという彼の心の底からの吐露に揺さぶられた。「ぼくの体が行けなくなった。気持ちが行かなくなった。考えが行かせなかった。そして、ぼくは呼吸ができるようになった。ぼくにとって考えることは呼吸である。ぼくは考え続けていきたい。それは生きることだからだ」(p72) 2017/04/28

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