剣豪夜話

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  • サイズ B6判/ページ数 250p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163905617
  • NDC分類 789.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

歴史に名を刻んだ剣豪、現代に生きる伝説的な武人。その壮絶な技と人生を通じて、日本人の武とは何かを考える、著者渾身の意欲作。 歴史に名を刻んだ名剣士と、現代に生きる各流派の伝説的な武人。その壮絶な技量と圧倒的な人生を通して、日本人の武を考え抜いた作品です。著者の津本陽氏は、日本を代表する歴史、時代作家であるだけでなく、自ら剣道三段、抜刀道五段の腕前であり、武芸への造詣も大変深い作家です。本書には、津本氏本人の剣術修行の様子も詳細に描かれ、氏の「体験的武道入門」ともいえる内容です。

われわれの先人がいかに武を磨き、乱世を生き抜いてきたのか。津本氏は、戦中、戦後直後の殺伐とした空気のなかで、日本人の攻撃性は維持されたと書きますが、いま、テロに代表されるような「暴力の時代」が、再び訪れようとする嫌な予兆があります。武の心得とは何か、と問うときに、本書の持つ意味は大きいと思います。

[本書の目次]

第一話 近藤勇と比肩した男

第二話 永倉新八の竜尾の剣

第三話 明治政府の剣豪

第四話 江戸幕府最後の侍と明治維新

第五話 薩摩隼人と示現流

第六話 龍馬暗殺現場の試斬

第七話 見事の死にざま

第八話 柳生新陰流の極意

第九話 大東流・佐川先生の俤

第十話 夜半の素振り

津本 陽[ツモト ヨウ]

内容説明

歴史に名を刻んだ名剣士と、現代に生きる伝説的な武人。その壮絶な技量と圧倒的な人生を通して、日本人の武を考える。

目次

第1話 近藤勇と比肩した男
第2話 永倉新八の竜尾の剣
第3話 明治政府の剣豪
第4話 江戸幕府最後の侍と明治維新
第5話 薩摩隼人と示現流
第6話 龍馬暗殺現場の試斬
第7話 見事な死にざま
第8話 柳生新陰流の極意
第9話 大東流・佐川先生の俤
最終話 夜半の素振り

著者等紹介

津本陽[ツモトヨウ]
和歌山県出身。鯨漁の遭難を題材にした「深重の海」で第七十九回直木賞を受賞。剣道三段、抜刀道五段の腕前。1997年に紫綬褒章、2003年に旭日小綬章を受章。05年には菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

91
津本陽は、たまに新作を読む作家です。最初、剣豪をテーマにした短編集かなと思いましたが、剣豪にまつわるエッセイ集のような趣です。著者自身が剣豪(剣道他の有段者)なので、最終話「夜半の素振り」がオススメです。毎日、四百回の打ち込みをやっているなんて・・・凄すぎます!!!2017/03/11

ポチ

39
9話の幕末剣豪列伝。感想は特になし。あまり面白くなかった^^;2016/12/31

黒猫

17
新撰組のエピソードや、神風連の乱などが入っていて興味を持ったが、作者の武道に関するエピソードは正直いらない。剣豪の話かと思ったが、剣豪を偲ぶ作者の思出話に付き合わされた感。最後は流し読み。まあ、そんな本でした。薩摩の示現流については興味を持ったから無駄ではなかった。決して剣豪の話ではないのでご注意を。2017/10/16

日の丸タック

11
華々しい逸話が網羅されているものと思っていたが、著者が交流した伝来の使い手たちとの交流が中心となっていた。 その道を極めた者にしか感じられない世界。 選ばれしものの並外れた精進の賜物!2017/01/14

サケ太

10
筆者やその知り合いの剣道などの格闘技経験を含め、幕末~明治時代の剣豪たちが語られる。その人物らのエピソードがいくつか語られ興味深い。自伝といった感じ。2017/02/01

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