Sports graphic Number books<br> 直撃 本田圭佑

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Sports graphic Number books
直撃 本田圭佑

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  • サイズ B6判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163905570
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0095

出版社内容情報

2010年W杯後に突然口を閉ざした本田圭佑を足かけ6年、28回にわたり直撃インタビュー。揺れ動く魂の肉声とその哲学の全記録。「本田くん、ある意味、それは勝ち逃げだよ」

気鋭のスポーツライターが投げかけた一言からすべては始まった――。

2010年南アフリカW杯で衝撃な2得点を挙げ、ベスト16の立役者になった

本田圭佑は、大会終了後、突然口を閉ざした。取材オファーをすべて断

り、孤高の道をゆかんとするサッカー日本代表のエースに気鋭のスポー

ツライター・木崎伸也が立ち向かう。モスクワ、バルセロナ、ミラノ、

ブラジル……アポなしの独占直撃取材で引き出した本田圭佑の本音。足

掛け7年、28回にわたる真剣勝負の対話から浮かび上がる型破りの哲学。

これは、知られざる本田圭佑の人物像であり、ひとりのアスリートに迫

っていくジャーナリストの試行錯誤の物語である。



1 ≪W杯を語らない本当の理由≫

カッコいい感じやなと思ったら、オレはしゃべるし。

ダサいなと思うときにはしゃべらへんし。シンプルですよ。

2 ≪初めて明かしたW杯後の真実≫

1年後の成功を想像すると、日々の地味な作業に取り組むことができる。

僕はその味をしめてしまったんですよ。

3 ≪アジアカップ優勝&MVP直後の本音≫

自分の器用さが嫌なんですよ。

それだと成長スピードも、のびしろも、日本人の枠に収まってしまう。

4 ≪非エリートの思考法≫

安定って言葉は、これまで生きてきてあまり使ったことがないし、

聞いたこともないですね。僕の辞書にない言葉です。

5 ≪究極のサッカー問答≫

いつも自分のビデオを見返して、どんだけ下手やねんと思う。

6 ≪追跡ルポ?≫

Numberの名前を出せば、しゃべると思ったら大間違いだよ(笑)。

7 ≪ガチンコ勝負のコミュニケーション論≫

人間関係を大事にするなら、本音を言わないとあかん。

むしろ本音を言わない人は、逆に人間関係を大事にしていないように思える。

8 ≪まさかの取材拒否≫

これでインタビューをとろうなんて甘い。

オレが納得する企画を持って来い。

9 ≪現代サッカーにおける創造性≫

理想を求めずに合理性だけで、勝つ確率を求めているんじゃ、

未来を感じない。おもしろみがない。

10 ≪それでも世界一を目指す覚悟≫

下馬評どおり、案の定ブラジルに負けて。

なんか嬉しくなる気持ちわからへんかな?

簡単に勝てたら、この先おもしくなくなるやん、みたいな。

11 ≪マイナス6度のモスクワにて≫

未来なことなんていうのは誰にもわからない中で、

信念だけが支えになる。

12 ≪追跡ルポ?≫

本田圭佑不在、その真実を求めて。

13 ≪雄弁なる沈黙≫

オレのコメントなしの記事、楽しみにしてるよ。

14 ≪ブラジルW杯出場決定≫

人間って、気が緩んでいないと自分では思っていても、

気が緩んでいるものだと思う。どうやって引き締めるかといったら、

くどいほど自問自答するしかない。

15 ≪コンフェデ杯3戦全敗後の告白≫

自信の差がそのまんまイコール格になる。

負けられないというプライドが、相手を打ち負かす力になる。

16 ≪欧州遠征の手応えと課題≫

人間にとって、失敗って自慢できるもので。

何度も言うように、失敗しているときがチャンスなんですよ。

17 ≪軌跡を起こす壮大なる計画≫

波乱を巻き起こすには、勘違いを芽生えさせなければいけない。

それができるという期待を、僕は自分自身にしているんです。

18 ≪名門ACミランへの挑戦≫

移籍までに時間はかかりましたが、必然だった。

2年前の僕では、重圧を乗り越えられたかわからない。

19 ≪己の仕事とミラン再生計画≫

自分は選手の立場にいても、監督としての仕事をできる。

20 ≪ミラノでの葛藤≫

今のチームは“普通”のタイプがいない。

だからこそ普通でいること自体が差別化になるというかね。

それが自分の付加価値になり得る。

21 ≪ブラジルW杯 存在証明?≫

自分の中ではここを節目にするという気持ちで挑んできた。

次はないくらいの気持ちで挑むべきだと自分に言い聞かせています。

22 ≪ブラジルW杯 存在証明?≫

負けたこと自体がショックなのではなくて、

「自分たちの良さを出し切れずに敗れてしまった」

ことのほうがショックだった。

23 ≪ブラジルW杯 存在証明?≫

世界一のための作業が過去4年間、間違っていたのであれば、

正解は何なのか。それをもう一度、一から見つけたい。

24 ≪ブラジルW杯後の理想と現実≫

今は自分で新たに作ったモノサシを実践している最中。

いろんな挑戦をしてきたけど、今回はどのチャレンジとも違う試みになると思う。

25 ≪新境地の功罪≫

僕が全部やれるわけではないんでね。

今は割り切って自分の能力を高めていくことに集中したい。

26 ≪アジア杯2015 まさかの敗退≫

勝った負けたという話で終わらせてはいけない。

ここからは勝ち負けよりも、どこまで突き詰めてやっていけるかやから。

それが自ずと結果になってついてくる。

27 ≪開幕直前の生存競争≫

もし自分のスタイルを貫くのであれば、移籍を視野に入れた方がいい。

28 ≪逆境の胸中≫

俺は多分、何かを守ろうとしている人間と根本的に思考が違う。

おもしろいか、おもしろくないか。おもしろいやんとなったら、

評価がズタボロになってもやる。

木崎 伸也[キザキ シンヤ]

内容説明

本田圭佑との真剣勝負!28回の対話で浮かび上がる型破りの哲学。

目次

W杯を語らない本当の理由
初めて明かしたW杯後の真実
アジアカップ優勝&MVP直後の本音
非エリートの思考法
究極のサッカー問答
追跡ルポ
ガチンコ勝負のコミュニケーション論
まさかの取材拒否
現代サッカーにおける創造性
それでも世界一を目指す覚悟〔ほか〕

著者等紹介

木崎伸也[キザキシンヤ]
1975年1月3日、東京都出身。2002年日韓W杯後にオランダへ移住し、2003年からドイツ在住。現地のフットボール熱をNumberほか多くの雑誌・新聞で伝えてきた。2009年2月に帰国し、海外での経験を活かした独自の視点で日本のサッカージャーナリズム界に新風を吹き込んでいる。2010年南アフリカW杯から本格的に本田圭佑を取材。アポなしで直接本人と取材交渉をするという独自のスタイルで本音を引き出し続けた。2016年7月に新メディア「REALQ」を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ🍀

113
2010南アフリカW杯の大活躍からACミラン加入までの絶頂期に雑誌Numberの密着取材を続けてきた木崎伸也氏。成功と失敗、追求と挫折、ブーイングからの賞賛を繰り返す本田圭佑氏。長い間、発言や行動に注目されながらも自分のスタイルを貫くメンタル。未来のことは誰にも分からないから信念だけが支えになる。失敗したときこそチャンス。しかし、彼も人間である。心の微妙な揺れ動きを感じる。世間に染まらず生きる人には賛否両論が生じる。引退後の人生は更なる加速をし、皆の期待を裏切り続けるのであろう…。歯がゆさは自らを鍛える。2020/10/04

しーふぉ

21
著者は本田選手とかなり親しいようで治療中の病院で話しを聞いたり練習後の本田の車の中で話しを聞いたりしています。単行本とするには何度も直撃している割には話しの引き出しが少ないのが残念でした。2017/10/14

ランラン

7
本田語録満載でした。TVで本田選手の発言は勝負の世界に生きる身として重みがありいつも参考にしていました。著書で印象に残ったのは①辛い時期を残念と思うか自分にしかできないチャンスと思うか②皆が嫌なことを我慢してやる、夢のためにやりたいことを我慢できる③諦めないという言葉を大事にする、限界を作らず常に前進する④夢を考えるとき、自分に出来るかできないかではなく、やるかやらないか⑤試されるのは気持ちが乗らないときに厳しいトレーニングができるか。などなど参考になりました。2018/07/09

加藤卓

5
朝早いのに夢中になってしまい読みきってしまった!本田圭佑のインタビュー集ここまで追いかける著者も凄い!2019/01/22

たけぐる

4
本田圭佑を追いかけた記者の取材譚をまとめた一冊。 これを読んで思ったのは、本田圭佑は失敗の人であるということ。大きな目標を掲げて試行錯誤する、その目標に手が届かなければ次の世界一を目指す。その姿はカッコいいと言わざるを得ない。2021/09/22

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