随行記―天皇皇后両陛下にお供して

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随行記―天皇皇后両陛下にお供して

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  • サイズ A5判/ページ数 261p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784163905037
  • NDC分類 288.48
  • Cコード C0095

出版社内容情報

各国への友好の旅、先の戦争の地への慰霊の旅、そして被災地への旅。両陛下の旅にもっとも近くで随行した前侍従長の記録。12年間にわたりお側に仕え、「生前退位」問題にいたる陛下のお気持ちをもっともよく知る前侍従長が、克明に記録した両陛下の旅の記憶。カラー口絵12ページに写真を収録。



「国内で、海外で、被災地で、両陛下はいつも心を込めて人々と接せられた。一つ一つの場面を思い起こすと、今も感動は新たである」



2003年に宮内庁式部官長に就任、2007年から2015年までは侍従長をつとめた著者は、両陛下の国内外の旅に同行した。戦後60年にあたる2005年のサイパンご訪問、戦後70年のパラオ・ペリリュー島ご訪問という「慰霊の旅」。東南アジア、ヨーロッパ、カナダ、インドなどで国際親善につとめられた「友好の旅」。そして2011年3月の東日本大震災発生以後の、「被災地への旅」。

本書はその旅の克明な記録である。



「何よりも強い印象を受けたのは沿道での人々の歓迎振りであった。空港から田園地帯を通過して御宿舎のある町に向かう途中、多くの人々が道沿いに出ていて、数十メートル毎にいわばかたまりを形成し待ち受けている。そして御車列は、こうした人々のかたまりの前を通過する際にはスローダウンし、両陛下は、御料車の中を覗き込みながら手を振り、あるいは声を上げて歓迎の意を表している人々に対し、出来るだけ一人一人と視線を交わしながら、手をお振りになる。一つのかたまりの前を通過するとスピードを上げ、次のかたまりの前で再びスローダウンするということで、急加速、急減速を繰り返しながら御車列は進むわけである。宮内庁の随行者は御料車の数台後を走行するミニバスに乗っているが、直前に御料車の両陛下をお見上げした達成感からか実に嬉しそうになった人々を次々に眺めると、我々も嬉しくなり、実に素晴らしい体験であった。」(序より)

川島 裕[カワシマ ユタカ]

内容説明

国内で、海外で、被災地で、両陛下はいつも心を込めて人々と接せられた。一つ一つの場面を思い起こすと、今も感動は新たである―。十二年間にわたりお側に仕えた、前侍従長が克明に記録した両陛下の旅の記憶。

目次

第1部 慰霊の旅(サイパン慰霊にお供して―平成十七年六月二十七日~二十八日;「玉砕の島」ペリリュー島へ―平成二十七年四月八日~九日)
第2部 友好の旅(シンガポール、マレーシア、タイ 東南アジア歴訪―平成十八年六月八日~十五日;スウェーデン、バルト三国、英国 ヨーロッパ歴訪―平成十九年五月二十一日~三十日;カナダ 五十六年ぶりのご訪問―平成二十一年七月三日~十七日;英国ご訪問 歴史と向き合い続けた六十年―平成二十四年五月十六日~二十日;思い出の菩提樹の下で インドご訪問―平成二十五年十一月三十日~十二月六日)
第3部 被災地を訪ねて(東日本大震災発生 両陛下の一週間―平成二十三年三月十一日~十八日;七週連続・一都六県 被災者お見舞い―平成二十三年三月三十日~五月十一日;両陛下 厄災から五年間の祈り―平成二十三年三月十一日~平成二十八年三月十一日)

著者等紹介

川島裕[カワシマユタカ]
1942年生まれ。東大法学部を経て外務省入省。駐韓国公使、アジア局長、総合外交政策局長、駐イスラエル大使などを歴任、99年外務事務次官。2003年に宮内庁式部官長となり、07年侍従長に就任。15年、侍従長を退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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